物流や製造の現場で欠かせないフォークリフト。いざ免許を取ろうと思っても「費用はいくら?」「何日かかるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。本記事では、フォークリフト免許の取得費用や期間、そして費用を安く抑えるコツについて分かりやすく解説します。未経験からの転職を考えている方は必見です。
フォークリフト免許の取得費用と種類

フォークリフトの免許には、大きく分けて2つの種類があります。扱うフォークリフトの「最大積載量(安全に持ち上げられる荷物の最大重量)」によって、受講すべき講習内容が変わります。ここでは、それぞれの資格の違いについて詳しく紹介します。
最大積載量1トン以上は技能講習
フォークリフトの中でも、最大積載量が1トン以上の大きな車体を運転する場合には「フォークリフト運転技能講習」を修了する必要があります。具体的には、大規模な倉庫や工場でパレット(荷物を載せるための台座)ごと重い荷物を運ぶようなシーンで活躍します。
この技能講習を修了すれば、1トン未満の小型機も含めてすべてのフォークリフトを運転できるようになります。そのため、物流業界や製造業界へ転職を考えている方であれば、最初からこの技能講習を受講するのがおすすめです。
最大積載量1トン未満は特別教育
最大積載量が1トン未満の小型のフォークリフトだけを運転する場合は「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」を受講すれば問題ありません。こちらは技能講習に比べて費用も安く、受講期間も短いため、手軽に取得できるのが特徴です。
狭いバックヤードでの荷物の移動や、スーパーの品出しなど、小規模な作業が中心の職場に向いています。ただし、この特別教育の資格だけでは1トン以上の大きなフォークリフトは運転できません。
もし将来的に重い荷物を扱う可能性がある場合は注意が必要です。まずはご自身が希望する職場で、どのサイズのフォークリフトが使われているのかを事前に確認しておくと安心です。
フォークリフト免許の費用相場と取得日数

フォークリフトの技能講習にかかる費用と日数は、現在持っている自動車免許の種類や過去の業務経験によって大きく変わります。ここではパターン別に費用相場と必要な日数を紹介します。
普通免許ありの場合の費用と日数
すでに普通自動車免許(AT限定でも可)を取得している場合、フォークリフト運転技能講習の費用相場は約3万3,000円〜4万2,000円程度となります。普通免許を持っていると、講習科目の一部である「走行に関する知識」が免除されるためです。
取得にかかる日数は、約4日・計31時間(※)が一般的で、学科講習が1日、実技講習が3日というスケジュールになります。
週末だけを利用して通うコースを設けている教習所も多いため、現在お仕事をされている方でも、休日の時間を使って無理なく取得することが可能です。
免許なしの場合の費用と日数
自動車免許を全く持っていない方、あるいは原付免許のみをお持ちの方は、すべての講習科目を受講する必要があります。そのため、費用相場は約3万7,000円〜4万5,000円程度と、普通自動車免許を持っている方に比べて少し高くなります。
取得にかかる日数は、約5日・計35時間(※)が目安です。講習期間が長くなるため、複数週にわたって教習所に通うなどの工夫が必要です。
ただ、フォークリフトは敷地内での作業がメインとなるため、公道を走るための自動車免許がなくても運転自体は問題なく行えます。未経験から物流業界にチャレンジしたい方に最適です。
その他の免除資格がある場合
大型特殊自動車免許を持っている場合などは、さらに費用や日数を抑えられます。大型特殊免許を持っていれば、費用は1万4,000円〜2万3,000円程度に抑えられ、取得日数もわずか2日・計11時間で済みます。また、これらの講習を受講する教習所としては全国展開している施設が便利です。
※参照:”フオークリフト運転技能講習規程(◆昭和47年09月30日労働省告示第111号)”
フォークリフト免許の費用を安く抑える方法

フォークリフトの免許取得にあたっては、個人の負担を減らすためのさまざまな制度が用意されています。ここでは、自己負担を最小限に抑える方法を紹介します。
会社の資格取得支援制度を利用する
最もおすすめなのは、就職先や派遣会社の「資格取得支援制度」を利用することです。多くの物流会社や製造メーカーでは有資格者を常に求めており、入社後に会社負担で免許を取得させてくれる企業が少なくありません。
具体的には、受講費用を全額会社が支払ってくれたり、講習に行っている日も勤務扱いとして給与が発生したりする場合があります。
未経験からの就職を目指す方は、求人を探す際に「資格取得支援あり」といった条件を必ずチェックしてみましょう。この制度を利用すれば、実質無料で一生モノのスキルを手に入れることができます。
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教育訓練給付制度を活用する
ご自身で費用を支払う場合でも、「教育訓練給付制度」を活用できる可能性があります。これは働く方のスキルアップを支援するための雇用保険の制度です。
一定の条件を満たした方が厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した場合、支払った受講費用の20%・最大10万円(※)がハローワークから支給されます。
フォークリフト運転技能講習の中にも、この制度の対象となっている講座が多数あります。現在離職中の方や転職活動中の方は、対象になるかどうかを事前に管轄のハローワークで確認しておくと、金銭的なハードルを大きく下げることができます。
※参照:厚生労働省「教育訓練給付制度」
フォークリフト免許取得に関するよくある質問
ここでは、これから免許を取得しようとしている方からよく寄せられる質問にお答えし、疑問をしっかりと解消していきます。
Q. フォークリフトの免許は何日で取れる?
A. 普通自動車免許を持っている方は約4日間で取得可能です。自動車免許を持っていない方は約5日間、大型特殊自動車免許をお持ちであれば最短の約2日間となります。
多くの教習所では土日のみを利用して通えるコースも用意されているため、働きながら転職活動の準備を進めている方でも、無理なくスケジュールを組むことができます。
Q. フォークリフトの免許を取るにはいくらかかるの?
A. 普通自動車免許を持っている方は約3万3,000円〜4万2,000円、免許を持っていない場合は約3万7,000円〜4万5,000円が目安です。
教習所や地域によって料金に多少のばらつきがあるため、複数の教習所の料金を比較してみることをおすすめします。教育訓練給付制度や就職先の支援制度を活用すれば、実際の自己負担額を大幅に減らすことも可能です。
Q. フォークリフトの運転手の年収は?
A. フォークリフト運転作業員の平均年収は約470.1万円、月収換算で約35万円です。
正社員として長く勤めることで昇給が見込めるほか、夜間勤務や残業手当がつけばさらに高い収入を得ることも可能です。物流・製造業界は需要が安定しているため、長く働き続けられる点が大きな魅力です。
Q. 試験に落ちた場合の追加費用はある?
A. フォークリフト運転技能講習の修了試験に落ちてしまった場合、再試験や補習を受けるための追加費用として数千円程度が発生する教習所が多いです。
一方で、この試験は「落とすため」ではなく「安全に運転できるかどうかの確認」が目的です。講師の指導をしっかり聞き、真面目に取り組んでいれば過度に心配する必要はありません。リラックスして講習に臨みましょう。
Q. 講習の合格率や難易度はどのくらい?
A. フォークリフト運転技能講習の合格率は非常に高く、一般的に95%以上と言われています。難易度は決して高くありません。
学科では安全に関するルールなどを学びますが、講師が試験に出やすい重要なポイントを教えてくれます。実技についても、初めての方でも基本から丁寧に指導してもらえます。
フォークリフト免許を取得して有利に転職しよう
フォークリフトの免許は、比較的短期間かつリーズナブルな費用で取得でき、取得したその日から履歴書に書ける強力な武器になります。物流業界や製造業界では常に高い需要があるため、有利に転職活動を進めることができるでしょう。合格率も95%以上と高く、未経験からでも挑戦しやすい資格です。安定した働き方を目指す方はぜひ取得を検討してみてください。
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