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物流営業とは?仕事内容・年収・必要スキルから将来性まで徹底解説

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エラメク編集部

2025年8月29日 12:05

未経験からでも目指せる「物流営業」という仕事。ネット通販やグローバル化の影響で注目されている物流業界のなかでも、営業職は特にニーズが高く、今後も活躍のチャンスが広がっています。本記事では、物流営業の基本的な仕事内容から、求められるスキル、年収、将来性、転職のポイントまで、わかりやすく解説します。これからのキャリアに不安がある方や、新しい一歩を踏み出したい方に向けて、やさしく丁寧に紹介していきます。

物流営業とは?仕事内容をわかりやすく解説

物流営業は、顧客と物流現場の間をつなぐ「橋渡し役」です。輸送や保管、在庫管理などの物流プロセスを最適化し、顧客のニーズに応える提案を行います。

その役割は単なる営業にとどまらず、物流全体の効率化とコスト削減にも貢献するため、企業活動を支える重要なポジションと言えます。

物流営業の基本的な役割

物流営業の主な役割は、クライアントの物流課題をヒアリングし、自社の物流サービスを用いて最適な解決策を提案することです。提案内容は、輸送手段の選定から、倉庫の運用、在庫の管理、納期調整まで多岐にわたります。

また、営業活動を通じて長期的な信頼関係を築くことも重要で、単なる取引の仲介ではなく、顧客のビジネス成長を支援するパートナーとしての存在が求められます。

具体的な業務内容(提案・調整・管理)

物流営業の具体的な業務には、大きく分けて「提案」「調整」「管理」の3つのフェーズがあります。

まず、顧客の課題を把握し、コスト削減やリードタイム短縮につながる物流設計を提案します。次に、社内外の関係者(倉庫担当者・ドライバー・通関業者など)との調整を行い、スムーズなオペレーションを実現します。

最後に、納期・品質・コストの管理を行い、問題があれば即座に対応し、改善策を講じる必要があります。

他の営業職との違い

一般的な営業職が商品やサービスを売るのに対し、物流営業は「物流の仕組みそのもの」を提案・運用する点で異なります。また、提案した後も納品や運用に関わるため、関係が継続的かつ実務的になります。

さらに、物流には天候や社会情勢などの外的要因が影響するため、柔軟な対応力とリスク管理能力も求められるのが特徴です。

物流営業に求められるスキル

物流営業は、一般的な営業スキルに加えて物流に関する専門知識や問題解決力が求められます。

特に未経験から挑戦する場合は、基礎的なビジネスマナーと意欲的な学習姿勢が武器になります。

コミュニケーション力・交渉力

物流営業では、社内外の多くの関係者とやり取りをするため、調整力とともに高いコミュニケーション力が求められます。

たとえば、顧客の要望を正確にヒアリングし、社内の現場チームにスムーズに伝えることや、納期や価格の交渉を行う場面が頻繁にあります。

このような場面では、相手の立場を理解しながら自分の意見を伝える「交渉力」も重要なスキルになります。

物流知識と課題解決力

物流の仕事では、「3PL(物流業務の一括委託)」「ラストワンマイル(お客様の手元に届く最後の配送区間)」「ロジスティクス戦略(物流を活用した経営の工夫)」など、普段聞き慣れない専門用語がよく出てきます。

これらの言葉の意味を理解しておくことで、相手の悩みに対してピンポイントで提案ができるようになります。

また、現場では予定外のトラブルが起きることもあるため、そうした場面でも落ち着いて考え、最適な解決策を導き出す力がとても大切です。

未経験から学ぶ方法

未経験から物流営業を目指す場合は、まず物流業界の基礎知識を学ぶことから始めましょう。インターネット上の講座や、通関士・物流技術管理士といった資格取得も有効です。

また、営業職としての経験があれば、それを活かして物流企業への転職も比較的スムーズです。さらに、倉庫作業や配達業務など、現場経験があると提案に説得力が増すため、業界に対する理解が深まります。

物流営業の年収・待遇

物流営業の年収は、業界内では安定しており、成果報酬型の制度を導入している企業も多くあります。

働く企業の規模や担当する業務範囲によっても待遇が大きく変わるため、転職時には企業選びが重要になります。

平均年収と給与相場

物流営業の平均年収はおおよそ400〜600万円(※)の範囲とされています。初任給は月収20〜25万円程度が一般的で、経験を積むごとに年収アップが期待できます。

また、インセンティブ制度を導入している企業では、契約件数や売上高に応じて収入が大きく変動する場合もあります。特に大手物流企業や外資系企業では、600万円以上の高収入も目指せます。

(※RECRUIT AGENT「物流・運輸業界の想定年収」参照)

企業規模・業務領域での違い

年収や待遇は、企業の規模や取り扱う物流の範囲によって大きく異なります。たとえば、国際輸送を手がける大手企業では語学力や高度な知識が求められる分、待遇も高めに設定されています。

一方で、中小企業では顧客との距離が近く、幅広い業務に携われる利点がありますが、給与は比較的抑えられる傾向にあります。

自分のキャリアの方向性に合わせた企業選びが重要です。

高収入を目指すための条件

物流営業で高収入を目指すには、ただ営業をがんばるだけでなく、専門的な知識やチームをまとめる力も必要になります。

たとえば、「3PL(物流をまとめて任せる仕組み)」を提案したり、「DX(物流をデジタルの力で便利にする)」を進めたりできると、企業からの評価が高くなります。

こうした提案ができると年収アップのチャンスも広がります。

物流営業の将来性とキャリアパス

ネット通販(EC)の増加や、海外とのやり取りが活発になることで、物流業界はどんどん成長しています。

物流営業の仕事もこれに合わせて変化しており、活躍できる場がどんどん広がっています。

業界成長性と人材需要

今、日本の物流業界では人手が足りておらず、特にお客様と現場をつなぐ「営業」の役割がとても大切になっています。さらに、ネットで買い物する人が増えたことで、「細かく、素早く届ける仕組み」が必要になってきました。

そうしたニーズに応えるために、柔軟な対応ができる営業の人が今後ますます求められるようになります。

このような背景から、未経験でもやる気があれば始めやすい仕事とも言えるのです。

デジタル化や新しい物流サービスと営業の関わり

最近の物流業界では、「DX(デジタル化)」と呼ばれるパソコンやアプリを使った効率化が急速に進んでいます。

たとえば、商品の動きをリアルタイムで見えるようにしたり、配送ルートを自動で最適化したりする仕組みが導入されています。

また、「3PL(物流全体をまとめて任せられるサービス)」や、さらに進んだ「4PL(物流の計画から管理まで全てをお任せできる仕組み)」といった新しいサービスも増えています。

こうした最新の仕組みをしっかり理解し、「お客様にはこの方法が合っている」と提案できる営業担当者は、今後とても頼りにされる存在になります。

そのためには、ITの知識や数字を見て考える力も大切になってきています。

キャリアアップの方向性(管理職・独立など)

物流営業として経験を積んでいくと、営業チームをまとめる「マネージャー」や、物流全体を指揮する「責任者」などのポジションにステップアップできます。

さらに、自分で独立して物流に関するアドバイスを行う「物流コンサルタント」になったり、物流サービスを提供する会社を立ち上げたりする道もあります。

現場の経験を活かして、自分らしいキャリアを築けるのもこの仕事の魅力です。

物流営業への転職・求人事情

物流業界は、どの会社も人手が足りていない状況が続いており、特に営業の仕事はとても必要とされています。

そのため、業界が初めての人でも採用されやすく、チャレンジしやすい職種のひとつです。ここでは、転職を考えている人に役立つ情報をご紹介します。

未経験でも物流営業になれる?

物流営業というと「むずかしそう」と感じるかもしれませんが、実は多くの会社で未経験の人も歓迎されています。なぜなら、入社後にしっかり学べる研修や、先輩が仕事を教えてくれる制度(OJT)があるからです。

特に、人と話すのが得意な人や、以前に営業の仕事をしていた人は、すぐに活躍できる可能性があります。また、20代〜30代前半の人なら、「これから育てたい」と考えている会社も多く、チャンスが広がっています。

どんな求人が多い?見ておきたいポイント

物流営業の求人は、東京・大阪などの都市部を中心にたくさんあります。ネット通販(EC)をしている会社や、海外との取引がある物流会社などが、特に営業の人を必要としています。新しくお客さんを探す仕事もあれば、すでにある取引先との関係を大切にする仕事もあります。

また、「資格の勉強をサポートしてくれる」「在宅勤務ができる」など、働きやすい環境を整えている会社も増えているので、自分の生活スタイルに合う仕事を選びやすくなっています。

転職活動におすすめのサービス

物流業界で転職を考えているなら、「転職エージェント」や「求人サイト」をうまく活用するのがおすすめです。たとえば、「リクルートエージェント」や「doda」は、物流の仕事にも強く、ネットに出ていない非公開求人を紹介してもらえることもあります。

さらに、履歴書の書き方や面接の練習も手伝ってくれるので心強いです。また、「ジョブメドレー物流」など、物流業界に特化したサイトもチェックしておくと、希望に合う仕事が見つかりやすくなります。

物流営業についてよくある質問

Q. 物流営業は、どんな仕事ですか?

A. お客様の「荷物をどうやって運ぶか」「どうすれば早く、安く届けられるか」を一緒に考える仕事です。

営業といっても、モノを売るのではなく、お客様の困りごとを聞いて、物流の仕組みを提案するのが主なお仕事です。

Q. 物流の知識がない初心者でもできますか?

A. ほとんどの会社では、入社後に研修があったり、先輩が仕事を教えてくれる体制があります。物流の知識は働きながら少しずつ覚えていけば問題ありません。

Q. 営業ってノルマが厳しいイメージがあるけど、大丈夫ですか?

A. 会社によって違いはありますが、数字だけを追いかけるというより、「お客様と長くいい関係を作る」ことを大切にしている会社も多いです。

ノルマが気になる場合は、面接時に営業スタイルを確認しておくと安心です。

Q. 女性や若い人でも働けますか?

A. 最近は女性の営業担当者も増えていて、優しい対応や細かい気配りが喜ばれることも多いです。20代〜30代の若い人もたくさん活躍しているので、未経験でも安心してスタートできます。

(※総務省系統局「労働力調査2022年」参照)

Q. 物流営業を目指す前に、勉強しておいた方がいいことはありますか?

A. 難しい勉強は必要ありませんが、「物流ってどんな仕事?」という基本的な内容をYouTubeやネット記事で見ておくと安心です。

「3PL」「ラストワンマイル」などの言葉を軽く調べておくと、面接でも自信を持って話せます。

物流営業は「成長産業で活躍できる営業職」

物流営業は、ネット通販の拡大や新しい仕組みの導入によって、今後ますます注目される仕事です。経験がなくてもスタートしやすく、自分の努力次第で収入アップやキャリアアップも目指せます。

営業の力にくわえて、物流についての知識を少しずつ身につけていけば、企業から頼られる存在として長く活躍できるはずです。

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