日本の物流を守るやりがい、ドライバー想いの新居建設運輸が守る未来

新居建設運輸株式会社
2025年10月1日 11:06
徳島県徳島市に会社を構える新居建設運輸株式会社。「物流で社会の栄養になりたい」を経営理念に掲げ1969年の設立以来、運送事業・倉庫事業を中心に展開し日本の物流を支えてきました。このような事業展開に加え、サステナブルな企業経営・社会の役に立つ取り組みにも力を入れており、これまでにも敷地内での献血活動、尿素水ディスペンサーの設置・水素水サーバーの設置などを推進。平成27年度にはこのような会社の取り組みが認められ、徳島県内で環境の保全や創造に顕著な功績のあった個人や団体を表彰する『徳島環境賞』を受賞しています。
今回は物流業界での長い経験を持ち、現在は物流管理チームの主任として活躍する原井が、入社までの経緯や新居建設運輸の魅力について語りました。
ー新居建設運輸に入社する前の経歴を教えてください
私は徳島で生まれ育ち、19歳のときにトラックの長距離ドライバーとして社会に出ました。運転が好きだったことと、努力した分が収入に反映される仕事だったので、自分には向いていると思っていました。ただ、当時の業界は昨今と比べて労働環境が厳しく、長時間の運転に加えて何日も家に帰れないような生活が当たり前でした。その働き方を続けるうちに体調を崩してしまい、20代のうちに転職を決意しました。
転職を考えるうえで、自分の経験を活かせること、そして安定した働き方ができることを重視していました。仕事だけでなく、プライベートの時間も大切にしたいという思いが強くなっていたんです。そんなときに出会ったのが新居建設運輸。もともとドライバー時代に取引先として付き合いがあり、社員同士の雰囲気が良い会社だという印象を持っていたので、自然と関心を持ちました。
社長と話をする機会もあり、勤務時間が8時半から17時半までと明確で、長時間労働がないこと、自分と同年代の社員も多く活躍していると聞き、ここなら安心して働けると感じて入社を決めました。
実際に入社してから9年が経ちますが、人間関係も良好で、日々ストレスなく仕事ができています。長時間の残業もなく、オンとオフのメリハリをつけて働けるのがありがたいですね。これまでの経験を活かしながら、無理のない働き方ができているので、長く続けられているのだと思います。
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ー現在の仕事内容を教えてください
現在の業務では、長距離ドライバーが運ぶ荷物の積み込みや荷下ろし、それに伴う保管管理や出荷業務などを担当しています。出荷前の段取りや準備を含め、ドライバーの方々と密に連携を取ることが日々の仕事の中心です。
たとえば、届け先の状況や時間指定、降ろし先での作業のしやすさなどによって積み込みの順番を変えたり、荷物の配置を調整する必要があります。そういった情報はドライバーから直接聞き取ることが多いので、事前の打ち合わせがとても重要なんです。積み込みの段階でミスがあると、現場での作業効率に影響してしまいますから、細かい部分も含めてしっかり確認しながら進めています。
私自身が元々長距離ドライバーとして働いていたこともあり、ドライバーの立場や感覚がよくわかるのは、今の業務をするうえで大きな強みになっていると思います。実際、必要があれば自分がトラックを運転することもありますし、免許を活かせる場面もまだあります。前職での経験が無駄にならず、むしろ活かせているという実感が持てるのは、とてもありがたいですね。
また、運転から現場作業に移ったとはいえ、物流の流れにしっかり関わっているという手応えがありますし、自分が調整した積み込みが現場でスムーズに機能したときなどは、やっぱりやりがいを感じます。ドライバーと現場スタッフが協力して一つの仕事を成し遂げる感覚があるので、日々の業務の中にも達成感があります。
ー長距離ドライバーのお仕事についても教えてください
長距離ドライバーは1回の勤務が合計して約13時間ほど。その中で4時間ごとにしっかり休憩を取ります。新居建設運輸の場合走行距離は、最も遠いケースで徳島から宇都宮周辺まで、800キロ近く走ることも。業界全体としては法律の改正によって、ドライバーの拘束時間や一度の走行距離に対して制限が強化されてきていますが、その中でも新居建設運輸では、無駄のない物流を実現できる仕組みが整っているため、効率よくそして安全に長距離輸送を行うことが可能です。これは会社としてクライアントから選ばれる大きな強みでもあります。
ドライバーというと、「運転だけが仕事」と思われがちですが、実際はそうではありません。積み込みや荷下ろしなど、荷扱いの作業も業務の大きな比重を占めていて、体力を使う場面も多くあります。感覚的には、運転が半分、荷物の取り扱いが半分というバランスですね。その意味でも、ドライバーは物流の現場を支える重要な役割を担っていると感じています。
ただ、業務のほとんどは一人で進めることができるので、人間関係のストレスが少なく、落ち着いた環境で働けるのもこの仕事の魅力のひとつです。私自身ドライバー時代は、運転が好きなので、その“好き”をそのまま仕事にできていることも大きなモチベーションになっていました。長距離を安全に走りきったときの達成感もありますし、運転中の集中力と静かな時間は、自分にとってリズムの合う働き方でしたね。
また、運んでいる荷物の中には、日常生活の中でよく目にするものも多いです。スーパーやコンビニで自分が運んだ商品が並んでいるのを見かけたとき、「あ、これ自分が届けたものだ」と思うこともあって。そういう瞬間に、物流を通じて社会や誰かの暮らしを支えているという実感が湧きますし、この仕事ならではのやりがいだと思っています。
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他社での経験があるからこそ感じる
”業界の当たり前”にとらわれない働きやすい環境
ー業界経験が長い原井さんが感じる新居建設運輸のドライバー職の魅力は何ですか?
一つ目は、勤務時間や走行距離が比較的安定しているため、生活リズムを整えやすいということです。長距離ドライバーというと不規則な働き方を想像されるかもしれませんが、新居建設運輸ではその心配はほとんどありません。体力仕事であることに変わりはないですが、きちんとメリハリをつけながら働けるので、長く続けられるという実感があります。
それが実現できている背景には、新居建設運輸が個人経営の運送会社でありながらも、ほとんどの荷主企業と直接取引を行っているという強みがあります。また、自社で物流基地を持っている点も理由の一つ。自社の物流基地がないと他社の拠点やスケジュールに合わせて動く必要があり、出勤時間が早まったり、ルートが複雑化したりする可能性があります。
たとえば、徳島県外で荷下ろししたあと、そのまま別の拠点に立ち寄らなければならないケースなどが発生すると、その日は家に帰れないこともあるんです。しかし、新居建設運輸ではそういったことがないので、仕事が終わればしっかりと自宅で休むことができ、心身ともにリフレッシュできます。
二つ目に感じているのは、「ドライバーを第一に考えてくれている」という会社の姿勢です。特にそれを実感するのが、高速道路の利用に関する判断です。高速道路には深夜割引があるため、他社ではコスト削減の観点から「深夜の時間帯に走行するように」と求められることがあると聞きます。でも、そうすると勤務時間が長くなったり、帰宅時間が遅くなってしまったりと、ドライバーにとっては負担が大きくなるケースもあります。ですが、新居建設運輸ではそういった指示が出されることはありません。コストよりもドライバーの働きやすさを優先してくれる、その考え方にとても感謝しています。
そして三つ目は、収入を上げやすい環境が整っていることです。基本給に加えて歩合給が設定されており、頑張った分がしっかり自分に返ってくる仕組みです。歩合制自体は業界でもよくあるものかもしれませんが、当社の場合は自社物流基地の存在や効率的な運行体制によって、限られた時間の中でもより多くの仕事をこなすことができ、自然と歩合給が伸ばしやすい環境が整っています。
実際に日々の業務の中でドライバーたちとコミュニケーションを取っていても、皆前向きで意欲的に仕事に取り組んでいるなと感じます。自分の働きがしっかりと評価される環境があるからこそ、やりがいを持って続けていけるのだと思います。
ー会社の社風や働く環境についてどう感じていますか?
入社前から感じていたことですが、この会社は人間関係のトラブルがほとんどなく、良い人ばかりが集まっていると実感しています。私自身は積極的に交流の輪に入るタイプではありませんが、社員同士で業務外の時間に飲みに行くなど、自然な交流も多く、風通しの良い職場環境が整っています。ですので、この業界やドライバーの仕事が未経験の方でも心配はいりません。ベテランの先輩が隣に乗って教えてくれたり、まずは手伝いから仕事を覚えていけるため、安心して業務に慣れていける体制が整っています。
また、大型免許を持っていない方に対しても手厚い支援があります。3年以上勤務すれば、会社が免許取得にかかる費用を全額負担してくれる制度があり、勤務時間内に教習所に通いながら基本給も受け取れるため、無理なくスキルアップが可能です。新人の頃も常に先輩が近くにいるため、わからないことはその場で質問できる環境があり、相談したいことをため込まずにすぐ話せることは大きな安心材料だと感じています。
私自身も物流管理は未経験の分野でしたが、入社直後から先輩方に細かな点までフォローしていただき、スムーズに仕事を覚えていくことができました。こうしたチームワークとサポート体制があるからこそ、安心して成長できる職場だと自信を持って言えます。

ー入社して良かったと感じること、そして今後の目標を教えてください
毎日の業務にまったく同じ日はなく、決して単純作業ではないという点ですね。荷物の積み下ろしの方法ひとつを取っても、状況や積み先によって求められる対応が変わってくるため、常に自分の頭で考え、効率よく作業を進めるための段取りを組んでいく必要があります。その分、時間があっという間に過ぎていきますし、仕事に没頭できる感覚があります。単調な作業が苦手な私にとっては、この仕事のスタイルが非常に性に合っていると感じています。
また、新居建設運輸に入社してからは、働き方も安定しており、無理なく長く続けられる環境が整っています。そうした日々の積み重ねの中で、「この仕事が自分に向いている」と実感することが増えてきましたし、転職して良かったと心から思えています。過酷な労働環境に悩んでいた過去もあるからこそ、今のように心身ともに健やかに働ける環境のありがたさを強く感じています。
今後も、日々の仕事を“当たり前のこととして当たり前にこなす”という基本姿勢を大切にしながら、クライアントから信頼される存在であり続けたいと思っています。そして、新居建設運輸と長くお付き合いを続けてくださる取引先を、一社でも多く増やしていくことが私の目標です。継続して信頼される仕事を着実に積み上げていくことで、会社の発展にも貢献していきたいと考えています。
