橋本運輸株式会社は、1968年創業の地域密着型物流企業です。一般貨物運送を中心に倉庫事業やレンタカー事業まで幅広く手がけ、「地域社会に奉仕、まごころ運ぶ。」を理念に、安全性優良事業所(Gマーク)の認定など安全管理と、社員が長く働ける環境づくりに力を入れています。
今回はそんな橋本運輸で、27年間勤めた歯科技工士から、48歳で未経験のドライバーへと転身した小堀さんに、転職の決め手や仕事のやりがい橋本運輸の社風について語っていただきました。
ものづくりの道を27年、たどり着いた「運転」という選択
これまでのキャリアについて教えてください
私は高校卒業後に資格を取得し、歯科技工士として患者様の生活を支える仕事に携わってきました。 当時は進学ではなく社会に出る道を選びたいという思いがありましたが、明確にやりたい仕事が決まっていたわけではありません。そこで、何か一つ手に職をつけたいと考え、歯科技工士の道へ進むことを決めました。歯科技工士は、歯科医師の指示書に基づいて詰め物や被せ物、入れ歯、矯正装置などを製作・加工・修理する国家資格を持つ専門職です。実際に働き始めると仕事の奥深さに魅力を感じ、気づけば27年間この仕事に携わっていました。
特に多く担当していたのは入れ歯の製作です。一つひとつ患者様の口に合うよう細かな調整を重ねながら製作するため、高い精度と根気が求められる仕事です。その分、自分が手がけた入れ歯が患者様にしっかりフィットし、不自由なく使っていただけていることを知ったときは、大きなやりがいを感じていました。
表舞台に出る仕事ではありませんが、人の生活を支えるものづくりに携われることに誇りを持ちながら、長年経験を積み重ねることができたと思います 。また、長く同じ仕事を続ける中で、相手の立場を考えながらものづくりに向き合う姿勢や、細かな変化にも気づく観察力が自然と身につきました。
まったく異なる業界へと転職を決めたきっかけを教えてください
転職のきっかけは、27年間勤めていた歯科技工所が廃業することになったことです。突然新しい道を考えなければならなくなり、当時48歳だったこともあって、この年齢で未経験の仕事に挑戦できるだろうかという不安は正直大きなものでした。長年同じ仕事を続けてきたからこそ、新しい環境へ飛び込むことには抵抗もあったと思います。
それでも、これから先も長く働ける仕事を考えたとき、自分の強みとして思い浮かんだのが運転することでした。もともと車を運転することが好きだったこともあり、ドライバーの仕事を中心に転職先を探すことにしました。当時は配送会社だけでなく、バスの営業所へ応募し、バス運転手という選択肢も真剣に検討していました。そのうえで、多くのお客様の命を直接お預かりするバスの仕事と、荷物を運ぶ物流の仕事、それぞれの責任の性質を考えたとき、これまで培ってきたものづくりでの丁寧さや慎重さがより活きるのは物流の仕事だと感じました。そして家族ともじっくり話し合った結果、物流業界へ進む決断をしました。
橋本運輸を選んだ理由の一つは、自宅から近く、天候に左右されず無理なく通勤できる環境に魅力を感じたからです。また、自宅近くのコンビニの駐車場で橋本運輸のトラックを見かける機会が多く、以前から親しみを抱いていた会社でもありました。経験者ではない自分は採用されないかもしれないという不安は最後までありましたが、 新しい挑戦を後押ししてくれる環境があると感じ、思い切って入社を決意しました。
未経験から覚えた、4トントラックと積み付けの奥深さ

ドライバーの仕事内容について教えてください
現在は特定のルートを担当する専属ドライバーではなく、地場の配送先への配達をはじめ、協力会社から依頼を受けた荷物の運搬など、日によって仕事内容はさまざまです。主な業務は4トントラックで荷物を運び、次に配送を担当する委託会社へ届けて仕分けを行うことです。状況によっては集荷業務を担当し、持ち帰った荷物を仕分けることもあります。 毎日違う仕事に携われるので、新鮮な気持ちで取り組める点もこの仕事の魅力だと感じています。
荷物の積み降ろしにはフォークリフトを使用しますが、資格は入社後に取得しました。講習費用の一部を会社が負担してくれたため、未経験でも安心して挑戦することができました。仕事は実際の業務を通じて覚えていくスタイルで、フォークリフトの操作だけでなく、トラックの運転にも少しずつ慣れていきました。もともと普通自動車の運転経験はありましたが、4トントラックは高さも幅も長さもまったく異なります。乗用車では気にしたことのなかった高さ制限にも注意が必要ですし、全長約8メートルの車両を安全に扱うには慣れが欠かせません。入社当初は先輩が助手席に乗り、一つひとつ丁寧にアドバイスをしてくださいました。また、不安なことがあれば課長に相談できる環境もあり、運転技術だけでなく仕事への向き合い方まで教えていただけたことは、とても心強かったです。
日々の仕事のやりがいはどのような時に感じますか?
この仕事のやりがいは、単に荷物を運ぶだけではなく、自分なりに工夫しながら効率よく作業を進められるところにあると感じています。特にパレットへ荷物を積み付ける作業では、荷物の大きさや形、高さ、重さのバランスを考えながら組み合わせていく必要があります。一見すると単純な作業に見えるかもしれませんが、実際には頭を使う場面が多く、経験や判断力が求められる仕事です。
例えば、高さを考えずに積み付けてしまうと荷物が運びにくくなったり、荷物がパレットからはみ出してしまったりと、その後の作業効率にも大きく影響します。一方で、限られたスペースの中でバランスよく積み付けができると、荷物を安全に運べるだけでなく、作業全体のスピードも大きく変わってきます。「どうすればもっと効率よく積めるか」を考えながら作業し、その工夫がうまく形になったときは、大きな達成感があります。
経験を重ねるほど積み付けのコツも身につき、自分自身の成長を実感できることも、この仕事ならではの魅力です。毎日同じような作業に見えても、一つとしてまったく同じ荷物はありません。その都度考えながら最適な方法を見つけていく面白さがあり、だからこそ飽きることなく、日々やりがいを感じながら仕事に取り組めています。

ゼロからの挑戦でも、仕事が楽しいと思える仲間と出会えた場所
橋本運輸はどのような社風ですか?
橋本運輸は、年齢や社歴に関係なく自然とコミュニケーションが生まれる温かい社風が魅力です。ドライバーは40代から50代の方が中心ですが、新卒から長く勤めている方もいれば、私のようにまったく異なる業界から転職してきた方、以前からドライバーとして経験を積んできた方など、本当にさまざまな経歴を持つ仲間が働いています。それぞれの経験を尊重し合う雰囲気があり、新しく入社した方でもすぐに馴染みやすい環境です。
仕事中はもちろん、会社に戻ってきてからも「今日はどうだった?」と声を掛け合ったり、作業の進め方について話したりと、自然なコミュニケーションが生まれています。
私自身も、できる仕事が少しずつ増え、自分の成長を実感できるたびに周りの方が一緒に喜んでくださるので、また頑張ろうという気持ちになります。日々楽しく働けているのは、こうした職場の雰囲気があるからこそだと感じています。休憩時間には趣味や家族の話など、仕事以外の話題でも盛り上がりますし、年に数回は飲み会も開催されています。
また、秋にはトラック協会の地域交流会に参加したり、青年部が地域のお祭りへ模擬店を出店したり、街の清掃活動に取り組んだりと、地域とのつながりを大切にしている会社です。
以前、社用の軽バンをラッピングする際にはデザインを社内公募する企画があり、私の子どもが描いた絵を採用していただいたこともありました。社員だけでなく、その家族まで大切にしながら、みんなで会社をつくっていこうという姿勢が感じられるところも、橋本運輸ならではの魅力だと思っています。
支えられた経験を、今度は誰かを支える力に
ドライバーとして今後の目標を教えてください
今後の目標は、さらに仕事の幅を広げ、専属ルートを担当しているドライバーのバックアップができる存在になることです。
現在はさまざまな配送業務を担当していますが、専属の仕事にはそれぞれ独自のルートや作業手順があるため、いざというときに対応するには実際に経験を積んでおくことが欠かせません。誰かが体調を崩したり、急な欠員が出たりした際にも、任せれば大丈夫と安心してもらえるようなドライバーを目指したいと考えています。
そのためには、今担当している業務だけに満足するのではなく、新しい仕事にも積極的に挑戦しながら経験を積み重ねていくことが大切だと思っています。一つでも多くの仕事を覚え、自分にできることを増やしていけば、それだけ会社にも貢献できる場面が増えていくはずです。これまで未経験からスタートし、多くの方に支えられながら成長してきたからこそ、今度は自分が周りを支えられる存在になりたいという思いがあります。
人間関係も良く、安心して長く働ける環境が整っている橋本運輸だからこそ、この会社でずっと働き続けたいと考えています。これからも経験を積み重ねながら、一人のドライバーとして成長し続けるとともに、会社からも仲間からも頼りにされる存在を目指していきたいです。
別職種からの転職を検討している方にメッセージをお願いします
私自身、48歳でまったく異なる業界から転職したので、未経験で新しい仕事に挑戦することへの不安は誰よりも理解しているつもりです。入社当初はわからないことばかりで、本当に自分に勤まるのだろうかと何度も考えましたが、それでもやるしかないという気持ちで、毎日がむしゃらに仕事へ向き合ってきました。
仕事を覚える中では、先輩や上司から指摘を受けることももちろんあります。ただ、私はその言葉を否定的に捉えるのではなく、自分が成長するためのチャンスだと思って素直に受け止めるようにしてきました。その積み重ねが少しずつ自信につながり、できる仕事が増えていったのだと思います。未経験だからこそ、素直に学ぶ姿勢が何より大切だと実感しています。
橋本運輸は、そんな未経験者をしっかり受け止めてくれる会社です。実際に私も異業種から入社しましたが、先輩や上司が一つひとつ丁寧に教えてくださり、不安なことがあればいつでも相談できる環境がありました。仕事中にけがをしてしまったときも会社がしっかり支えてくれ、ここで頑張っていこうと改めて感じたことを覚えています。経験の有無よりも、挑戦してみたいという気持ちを大切にしてくれる会社なので、別の職種からの転職を考えている方にも、安心して一歩を踏み出してほしいですね。



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