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「誰と働くか」を重視して選んだ職場は、ものづくりに打ち込み成長できる錦城護謨だった

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錦城護謨株式会社

2025年6月3日 7:18

1936年創業の大阪府八尾市に本社を置く老舗ゴムメーカーである錦城護謨株式会社(きんじょうごむ)。家電、医療、食品、自動車等に使用される工業用ゴム部品の製造・販売を行っているゴム製品関連事業、「地盤改良工事」を専門に全国の土地づくりを行っている土木事業、視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」の生産・販売・設置を行っている福祉関連事業の3つの事業展開を行っています。近年は「まるでガラスのようなシリコーンゴム製のグラス」を展開する自社ブランド「KINJO JAPAN」など、福祉・生活分野にも注力しています。

今回は新卒で技術職として入社し、成形・設計・営業開発と多彩なキャリアを築く大道が入社までの経緯や錦城護謨株式会社での仕事や働く魅力について語りました。


ーー新卒で入社されたとのことですが学生時代はどういったことに打ち込んでいましたか?

高校までサッカー部に所属していたので、その延長で大学ではフットサルサークルに所属していました。仲間と協力しながら勝利を目指す中で、チームワークやコミュニケーションの大切さを改めて実感しました。

学問は化学を専攻し、酸化亜鉛を使用した電池の可能性について研究しました。資源の活用方法や太陽光発電など、持続可能なエネルギーに強い関心を持って学んでいました。実験ではうまくいかないことも多々ありましたが、試行錯誤を繰り返す中で、粘り強く課題に向き合う力が養われたと思います。就職活動を開始する前から、将来はものづくりを通して社会に貢献できる人になりたいなと考えていましたね。人々の生活をより豊かにし、環境にも配慮した製品や技術を生み出すことに興味がありました。

ーー就職活動をする中で錦城護謨株式会社に出会ったきっかけを教えてください

理系学部では大学院に進んで研究職として就職する学生も多いのですが、私が所属していた研究室は大学院生を採用していなかったため、大学卒業後就職をすることにしました。最初は研究職にも興味を持ち、大手メーカーの研究職を数社受けてみたものの、募集要項が「大学院卒以上」の会社も多い上に、新卒採用枠はかなり狭く断念しました。

それならばと、ものづくり系の職種を中心に就職活動を再開しました。就職活動では積極的にインターンシップに参加して、会社の雰囲気を知ることを大切にしていましたね。これまでサッカーを通してチームプレーのスタイルが自分に合っていると確信していたので、「誰と働くか」を重視したいと考えていたんです。一人でいるよりも大勢でいる方が好きなので、業務外の時間でも同僚と良い関係を築けるような雰囲気の会社を探していました。

そんな中出会ったのが錦城護謨株式会社でした。インターンシップに社長も参加されるという内容を見て興味を持ち応募しました。インターンシップはグループワーク形式で行われ、チームメンバーと一緒に「これまで錦城護謨株式会社が製造していないものをゴムで作るにはどうすれば良いか」というテーマに取り組みました。


社長や社員との交流で確認した、自分が仕事に打ち込める環境

ーー実際にインターンシップを通して感じた会社の印象はどうでしたか?

社長がとても気さくに学生と話してくださる姿に驚いたことを覚えています。また、グループディスカッションでは、若手社員の先輩がメンターとして来てくださったのですが、参加している社員同士の仲がとても良さそうで、すぐに入社意欲が高まりました。

その後、同じ研究室出身の先輩も働いていることがわかり話を聞いてみると、同期の仲がよく一緒に旅行に行ったというエピソードを教えていただき、まさに業務中に限らず密な人間関係を築きたいと考えていた自分にぴったりの会社だと感じました。

社員一人ひとりの思いを尊重してくださる雰囲気や、若手のうちから責任ある仕事を任してもらえる環境であることも感じられ、この会社なら自分が理想としていた「ものづくりを通して社会貢献ができる人材」に成長できると感じました。


ーーその後、最終的に入社を決めた理由を教えてください。

就職活動は7〜8社を並行して検討していたのですが、入社したいと強く感じたのは錦城護謨株式会社だけでした。というのも、他社の選考は説明会を人事が行い、その後すぐに役職者や役員との面接に誘導されるというもので、若手社員に話を聞いたり、入社後のイメージをすり合わせる機会が全くなかったのです。社長と気軽に話すことができる機会ももちろんありませんでした。

しかし、錦城護謨株式会社は入社までに何人かの社員と話す機会もあり、どういった環境で自分が働くことになるかをしっかり想像することができたので、安心して入社を決めました。実際に話を聞く中で、社員一人ひとりが自分の仕事に誇りを持ち、前向きに取り組んでいる様子が印象的で、「ここで一緒に働きたい」と自然と思えるようになりました。また、社員同士の距離が近く、風通しのよい社風があるからこそ、自分の意見やアイデアも大切にしてもらえると感じました。単なる“就職先”ではなく、“成長の場”として選べたことが、今では大きな自信にもつながっています。

ーー入社後、歩まれてきたキャリアについて教えてください

入社直後は、ゴム製品関連事業の生産技術スタッフとして配属されました。ゴム製品の量産体制を確立するための量産試作を行うことが主な仕事内容です。ゴムは圧力や温度の少しの差で材料の流れ方や固まり方が変わり、それが仕上がりに大きく影響します。理想の製品に仕上げるために、時には約1ヶ月かけて試行錯誤することもありました。

同時に複数の製品を担当することもあり大変でしたが、学生時代に志望していたものづくりの仕事に携われているという実感が持て、担当する製品が増えるほど仕事の楽しさも増していました。私たちのポジションは直接お客様と接する機会がなく、携わった製品の感想などを聞く機会はありませんでしたが、常に製品の先にいるお客様を想像しながら仕事に打ち込んでいました。

2年間生産技術スタッフとして勤務した後は、同じ部署内の設計チームに配属となり、これまで使用していた金型の設計を担当することになりました。学生時代はもちろん、就職後も設計に触れたことが全くなかったので戸惑いましたが、図面自体は生産技術スタッフの仕事でみていたので挑戦できたと思います。知識もなく分からないことが多く、最初は大変でしたが、先輩に質問をしたり実際の金型と設計図を照らし合わせながら、仕事を覚えていきました。

ーーものづくりの根幹から営業支援まで、異動を成長のチャンスと捉えた理由はありますか?

入社当初担当していた成形のフェーズよりも前の、製品の要となる工程だったのでものづくりの根幹に携わっているというやりがいがありましたね。

設計担当として3年勤務し、1年前からは営業部の営業開発として配属されました。営業開発は新規案件獲得の為にシュミレーション(SIM)を活用した設計提案による営業活動や、各課と連携し難易度の高い技術案件をSIM及び構造設計によりサポートを行うことが主な業務です。これまでは想像の中だけであったお客様に直接会う機会もあるので、これまで以上に自分の仕事の貢献度を感じながら働くことができています。

ただ、営業開発として行う設計は、これまでの2次元的な平面の設計ではなく、3次元CADを用いて設計をする必要がある初めての領域でした。まだ自分の担当を持つことはできていませんが、この配属を成長の機会と捉え、3次元での設計ノウハウを一刻も早く身につけたいと頑張っています。


社内外での密なコミュニケーションから生まれる、お互いを助け合うチームワークが良い仕事を生み出す

ーー様々なキャリアを経験され今年で入社7年目になりましたが、社風についてどう感じますか?

入社前にインターンシップで感じた社風は、そのままだと感じています。社員同士が話しやすいので、私が理想とする「チームで働く」ことがしっかり実現できています。入社して今まで3つのポジションを経験していますが、初めての仕事にも前向きに取り組み成長を続けられているのも、風通しの良い社風だからこそだと思います。

それを特に実感したのは、入社直後に配属された生産技術スタッフ時代のことでした。成形作業自体は個人で行うのですが、製造に使用する機械の数は限られていて、チーム複数人でその機械の予約を調整しながら使っていました。

実は生産技術スタッフの仕事は、成形作業以外にも、金型手配、ゴム材料の作製、成形品の品質評価等の書類作成など非常に仕事が多いポジションなんです。このような仕事を月に10製品近く担当することもあるため、自分のスケジュール管理はもちろん、同僚たちと密にコミュニケーションを取り、お互いの進捗を把握し製造機械の予約をしないと納期通りに仕事を終わらせることはできません。機械使用のスケジュール調整を依頼したり、進め方を先輩に相談するのは気が引けるからと受け身の姿勢でいては、多くの人に迷惑がかかってしまいます。

そこで私も自分で進捗管理のリストを作り、時には主体的にチーム全体の業務スケジュールを組み立て先輩に調整を依頼したり、チーム全体の仕事がうまく進むように取りまとめることもありました。そんな時にも先輩社員は嫌な顔一つせず提案を受け入れてくれて、お互いの仕事を完遂することができたんです。仕事をやり切った後に、同僚たちと一緒にいく飲み会は本当に達成感があり楽しかったですね。


ーー入社から多くのことに挑戦されてきましたが、今後のキャリアの展望を教えてください

入社当初はずっと生産技術の仕事を続けようと考えていたのですが、今は設計の仕事をもっと突き詰めたいと思っています。まずは目の前の課題である3次元で難易度の高い製品設計をすることができる人になること。先輩たちはみなさん独自のノウハウをたくさん持っているので、少しでもそれを自分のものにして、目標である上司に追いつきたいと思います。

簡単なことではありませんが、錦城護謨株式会社には、悩みもなんでも相談できる心強い先輩たちがたくさんいますから。胸をかりながらこれからもものづくりに邁進していきたいですね。

ものづくりに携わりたいと考えている方は、ぜひ「錦城護謨株式会社」の採用に応募してみてください。錦城護謨株式会社は、ゴム・樹脂製品の開発・製造と土地の地盤改良を通じて、お客様一人ひとりに最適なソリューションを提供しています。

錦城護謨株式会社はお客様に寄り添い、社会課題の解決に貢献することを目指しています。

そのためには、お客様視点で行動できる仲間の存在が欠かせません。少しでも社会に役立ちたい、お客様に寄り添ったものづくりがしたいとお考えの方は、ぜひ一緒に錦城護謨株式会社で働きましょう。


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