~本記事はこのような方にオススメ!~
・大手企業でのキャリアに充実感を感じられなくなってきた方
・地方移住・転職に興味があるが、踏み出せずにいる方
・若いうちから経営に近い場所で仕事をしてみたい方
・製造業に新たな可能性を感じている方
1960年創業の愛知県豊川市に本社を置く宇都宮工業株式会社は、金属プレス・板金加工を中心に、工業化住宅製品から自動車部品、遮熱材まで幅広い製品を手がけるものづくり企業です。近年はODM(オリジナルデザインマニュファクチャリング)事業にも積極的に取り組み、アーティストとのコラボグッズやアニメをはじめとするIP版権のオリジナルグッズ、全国の神社の御守をてがけるなど、ユニークな商品開発でも注目を集めています。
今回は、ITメガベンチャーであるグリーホールディングス株式会社での人事・コーポレートキャリアを経て、現在「社長付営業スタッフ」として活躍する土井さんに、転職の経緯から日々の仕事、そしてこの会社で実現したいことまでを語っていただきました。
――宇都宮工業に入社する前のキャリアについて教えてください
前職はグリーという、ゲームやSNSで広く知られているITメガベンチャーで、人事・コーポレート領域を7年以上担当していました。主に新卒採用や研修・全社イベントの企画運営、またグループ会社の総務・労務領域に携わってきました。本社が六本木にあったので、その周辺に住んで歩いて通勤するような生活でしたね。現在は車での出勤なので、今とはかなり違う環境だったなと、あらためて感じます。
仕事では、さまざまなステークホルダーの意見や情報を集め整理しながら、それをスピーディーにさばいてひとつのアウトプットにまとめていく、という動き方を徹底的に叩き込まれました。特に、「とにかく何でもチャレンジする」「どんな仕事でも自分の中で価値を出す」という姿勢を意識して仕事に向き合っていたと思っています。
――転職を決めたときの周りの反応はどうでしたか?
「なぜ愛知の豊橋に?」と、周りにはかなり驚かれましたね。でも、ネガティブな言葉を掛けてくる友人はいなくて、「そう決めたなら応援するよ」と背中を押してくれる人たちばかりで。それがありがたかったです。
――入社後、会社や社長の印象はいかがでしたか?
入社してすぐ、「社長の右腕になりたい」という気持ちをメールに書いて社長に送ったんです。そうしたら「右腕ではなく、社長になれ」と即座に返信が来て(笑)。そこで、この会社はちゃんと本気で向き合ってくれる場所だと確信しましたし、「やってやるぞ」とあらためて覚悟できたことを覚えています。社員のメンバーも、業界未経験の自分に対しあたたかく教えてくれて、新しい風を吹かせてくれることを期待してくれていることを感じ、とてもありがたい環境です。
「毎日これをやる」という決まりがない。社長付きならではの仕事の幅広さ
――現在の「社長付き営業スタッフ」という仕事について教えてください
基本的には社長や執行役員に同行しながら、さまざまな業務に関わっています。前職の人事・コーポレートの経験を活かして、社内制度の整備や企業理念の刷新プロジェクトへの参加、アメリカでのビジネス展開に向けたプロジェクト進行など。本当にいろいろなことをやっています。
「日々これをやる」というルーティーン仕事はほとんどなくて、社長に呼ばれてその日の打ち合わせが始まる、なんてこともしょっちゅうです。そのため、常にノートを手元に置いて、気づいたことをひたすら書き留めるようにしています。前職ではPCでメモを取っていたんですが、こっちに来てから手書きに変えましたね。手書きには手書きの良さがある、と気づきました。
――前職の経験は、今の仕事に活きていますか?
スピードを意識して働くことは、今の仕事にも本当に直結していると思います。社長自身もスピードをとても大事にしていて、「スピードはお客様にとって最大の顧客満足」「言ったことはすぐ動く」という文化が根付いている会社なので、前職のグリーで鍛えられたスピード感がそのまま武器になっています。
社長からも「内部統制や人事管理の仕組みを大手でしっかり経験してきたからこそ、弱かったところを補ってもらえている」と言っていただいていて。そのあたりは、異業種から来た自分だからこそ貢献できている部分かなと感じています。
一方で、営業の経験は本格的にはこちらに来てから。工場見学に来た取引先や学生に工場を説明したり、お客様先に同行したり、慣れないことも多いですが、「大変なことを大変と思わない」というか、何でも自分の血肉にしていくつもりでやっています。
年間1万個のお守りから、DREAMSCOMETRUEのグッズまで。宇都宮工業のものづくり
――会社の製品や事業について教えてもらえますか?
「ワンタッチレベルバンド」という配管用の部品は面白くて、大工さんが現場で行う高さ調整の作業を、ワンタッチでカチッとはめるだけで完了できるようにしたものです。工程が5〜10秒短縮されるだけでも、現場の方が早く帰れたり施工効率が上がったりする。そういう現場の声を日々聞いて新しい製品を生み出せるのが私たちの強みで、このように徹底的に足を使った現場主義のものづくりが、この会社の特徴だと思います。
また、地元・豊川にある豊川稲荷さんに納めているお守りは、今や年間約1万個を納入しているODM領域の主力製品のひとつです。DREAMS COME TRUEさんのグッズ製作にも携わっていて、販売開始するとすぐ売り切れるほどの人気があります。
変わり種でいうと「ネコレット」という猫の自動洗浄トイレも手がけていて。中村正人さんが家を建てるときに猫のトイレを作れないか、という相談をいろんな会社にしたんですが、どこも手を挙げない中で私たちがお応えしたんです。日刊工業新聞社主催「第32回 読者が選ぶネーミング大賞」「生活部門」にて1位を受賞していて、今も注目をいただく製品になっています。
――この会社で実現したいことを聞かせてください
約60年という時間の中で、自動車部品から工業化住宅製品へと事業の軸を変えてきた会社が、今また次のフェーズに向かおうとしています。海外展開やコンテンツ事業への参入がそのひとつで、私はその中心に立ち続けたい。
ゆくゆくは、今60億円の年商をさらに大きくしていく。そのプロセスの中心にいたいという気持ちが強くあります。自分の実力と成果によって会社が大きくなり、それが働いている従業員や、その家族の幸せにつながっていく。そういう姿を実現できるよう、1歩1歩頑張っていきたいと思っています。
製造業=変わらない、ではない。宇都宮工業は今、海外展開・コンテンツ事業と、時代の流れに乗りながら次々と新しい領域に踏み出しています。
そこに必要なのは、「製造業の常識」に縛られない人材です。異業種の経験も、型破りなキャリアも、ここでは強みになります。やってみようという気持ちを持った方を、宇都宮工業は歓迎しています。



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