株式会社つなぐ看護師.comは、福岡市・糸島市を中心に「訪問看護ステーションつなぐ」「ケアプランセンターつなぐ」を運営し、グループ会社では福祉タクシー事業も展開しています。
訪問看護やリハビリを通じて利用者さまの暮らしを支えるだけでなく、福祉タクシーによる通院や施設への送迎、旅行や結婚式、お葬式など人生の大切な場面への外出までサポートできることが同社の大きな特徴です。看護師や理学療法士、ケアマネジャーなど医療・福祉の専門資格を持つスタッフが福祉タクシーのドライバーも兼務することで、一人ひとりの状態に合わせた安心・安全な外出支援を実現しています。
今回は、訪問看護師兼福祉タクシードライバーである村本さんと、理学療法士兼福祉タクシードライバーである永田さんに、仕事の魅力ややりがい、そしてつなぐ看護師.comならではの働き方についてお話を伺いました。
「行きたい場所へ行きたい」を叶える、つなぐ看護師.comの訪問看護師という働き方

まずはお二人の現在のお仕事内容を教えてください。
村本さん:私は看護師として20年目になり、つなぐ看護師.comには約5年前に入社しました。現在は訪問看護師として利用者さまのご自宅を中心に訪問し、医療処置や服薬管理、入浴介助など日常生活のサポートを行っています。施設へ訪問することもありますが、ご自宅でのケアがメインです。また、約3年前から福祉タクシーのドライバーも兼務しています。病院への通院や施設への送迎だけでなく、受診にも付き添い、医療機関や施設での説明をサポートすることもあります。県外旅行へ長時間付き添ったり、冠婚葬祭へ同行したりすることもあり、医療行為が必要な方でも安心して外出できる環境を提供できることが、この仕事の大きなやりがいです。訪問看護では、病気や障害によって低下した身体機能や生活を支え、その方らしい暮らしを取り戻すお手伝いです。一方で、福祉タクシーでの送迎や旅行・冠婚葬祭などの外出付き添いは、ゼロからプラスをつくる仕事です。病気やけががあっても、「行きたい場所へ行きたい」「大切な人に会いたい」という思いを叶え、その方らしい人生を支えられることはこの仕事の醍醐味だと感じています。
永田さん:私は理学療法士として16年目になります。病院勤務を経て、7~8年間、訪問リハビリに携わってきました。そして昨年、つなぐ看護師.comへ入社しました。入社後、福祉ドライバーの資格を取得し、現在は訪問リハビリを担当しながら、福祉タクシーのドライバーとしても働いています。利用者さまのご自宅や施設へ訪問し、一人ひとりの身体機能や生活環境に合わせたリハビリを行うことが主な仕事です。また、施設への送迎や外出支援にも携わっています。理学療法士として身体機能の回復や維持を支えるだけではなく、「その先の生活」を支えられることが、この会社ならではの魅力だと感じています。
医療・福祉の道を志したきっかけを教えてください。
村本さん:私は幼い頃、体が弱く入退院を繰り返していました。そのとき担当してくださった看護師さんがとても優しく、「私もこんな人になりたい」と憧れを持ったことが原点です。病院勤務を経験し、その後は在宅医療の世界へ進みました。在宅に興味を持ったきっかけは祖母の存在です。寝たきりだった祖母のもとへ通い、話しかけたり手を握ったりする時間を重ねるうちに、少しずつ表情が変わり、以前はできなかったことが少しずつできるようになりました。人は誰かと関わることで刺激を受け、前向きな気持ちを取り戻せる。その経験を通して、生活そのものに寄り添う訪問看護の魅力を強く感じるようになりました。
永田さん:私は中学生の頃にバレーボールで腰を痛め、理学療法士の先生に治療していただいた経験があります。痛みが改善していく過程を見て、「理学療法士ってかっこいい仕事だな」と思ったことが、この道を目指した最初のきっかけでした。さらに高校時代には、同居していた祖父がパーキンソン病を患い、少しずつ身体が動かなくなっていく姿を間近で見てきました。祖父から「自分の好きなことをとことんやりなさい」と背中を押してもらったこともあり、北九州の専門学校へ進学し、理学療法士を目指しました。卒業後は病院勤務を続けていましたが、ある先輩から「本当の医療は、患者さんが家へ帰ってから始まる」という言葉を聞き、大きな転機となりました。その言葉をきっかけに訪問リハビリの世界へ進み、現在まで在宅医療に携わっています。
「利用者さまの人生に寄り添いたい」つなぐ看護師.comを選んだ理由

数ある職場の中で、つなぐ看護師.comへ入社した決め手を教えてください。
村本さん:私が入社した頃は、まだ会社が立ち上がったばかりで、福祉タクシー事業もケアプランセンターもありませんでした。訪問看護だけの小さな事業所でしたが、「これから会社をみんなで育てていく」という環境に魅力を感じました。社長とは以前から一緒に働いていたこともあり、「新しい会社を立ち上げるので、一緒に挑戦してほしい」と声を掛けていただいたことが入社のきっかけです。ゼロから会社をつくっていく経験はなかなかできないと感じ、この環境に飛び込むことを決意しました。
永田さん:つなぐ看護師.comは理学療法士として働くだけではなく、福祉タクシーのドライバーにも挑戦できるため、当時は「こんな働き方があるんだ」と驚きました。面接や見学では、社長の柔軟な発想や、新しいことへ次々と挑戦していく姿勢にも強く惹かれました。病院では経験できなかった仕事がここにはある。そう感じたことが、入社を決めた一番の理由です。
普段はどのようなスケジュールで仕事をされていますか。
村本さん:現在は個人で飲食事業も運営しており、福祉施設やデイサービス、グループホームなどへの配食にも携わっています。そのため、訪問看護は主に日曜日や祝日に担当しています。訪問看護の日は、朝9時頃から利用者のご自宅へ直行し、午前中に2〜3件ほど訪問します。昼休憩を挟み午後は3〜4件ほど訪問し、点滴管理や吸引などの医療処置、服薬管理、入浴介助、口腔ケアなど一人ひとりに必要なケアを行います。普段は残業もなく、18時までの勤務時間となります。福祉タクシーの依頼がある日は、通院や施設への送迎、受診の付き添いなどを担当します。搬送だけでなく、必要に応じて医療面のサポートまで行えることも、この仕事の特徴です。
永田さん:私は午前中に福祉タクシーを担当することが多く、その日の依頼に応じて1〜3件ほど送迎を行います。予約だけでなく、「今お願いできますか?」という即時のご相談をいただくこともあり、空いていればできる限り対応しています。また、午後は訪問リハビリが中心利用者のご自宅や施設へ伺い、筋力維持や歩行訓練、日常生活動作の改善に向けたリハビリを行っています。私も勤務時間は18時までで、残業は基本的にありません。
だれかの人生の“大切な瞬間”に寄り添える仕事

仕事をしていて「やっていてよかった」と感じた印象的な出来事を教えてください。
村本さん:一番印象に残っているのは、末期がんの利用者さまから、「息子の結婚式に出席したい」というご相談をいただいたことです。医療機器が装着されており、定期的な投薬や体調管理も必要な状態でした。長時間の外出になるため、ご本人もご家族も「もう無理だろう」と半ば諦めておられ、実際にいくつかの事業所へ相談されたそうですが、「搬送はできても看護師が付き添えない」「医療行為には対応できない」と断られてしまったと伺いました。そこで私たちは、社長と二人体制で対応することにしました。移動中の医療ケアはもちろん、式場での体調管理、ご家族へのサポートまで含めて万全の体制を整え、朝から夕方まで約9時間ご一緒しました。当日は、ご家族皆さまが本当にうれしそうな表情をされていて、私たちまで涙が止まりませんでした。ご家族から「叶わないと思っていた夢が叶いました。本当にありがとうございました」と言っていただいたことは、今でも忘れられません。その後は「長女や次女の結婚式にも出たい」という新しい目標ができ、日々の活力になっているそうで、ありがたいことに、私が運営している飲食店にも元気な姿を見せに来てくださいました。
永田さん:私は90代で一人暮らしをされている利用者さまのことが印象に残っています。ご家族からは、「何度も転倒してしまうことがあるので心配」と相談を受けていました。リハビリというと筋力トレーニングを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、それだけではありません。その方が安全に生活できる環境を整えることも、理学療法士の大切な役割です。実際の生活動作を見ながら、「ここに手すりがあれば安心ですね」「こういう歩行器なら使いやすいですよ」と、福祉用具の提案を行いました。最初は「そんなものはいらない」と抵抗されていましたが、「まずは試してみませんか」と少しずつお話しし、実際に使っていただくと、「これは便利だね」と受け入れてくださいました。その方は90代になっても毎日料理をされるほどお元気でした。そこで、調理したものを運びやすいトレー付きの歩行器も提案しました。転倒は大きく減り、ご本人も安心して家の中を移動できるようになりました。ご家族から「永田さんが来てくださる日は、母がとても元気になるんです」と言っていただけたことは、本当にうれしく感じました。その後は、「外へ散歩に行きたい」「買い物へ行きたい」と気持ちも前向きになり、外出支援にもつながっています。
職種の違うスタッフが連携する場面もあるのでしょうか。
村本さん:訪問看護では、同じ利用者さまを永田さんのような理学療法士のスタッフと担当することも多くあります。毎日の様子や身体機能の変化など、小さなことでも情報共有しながら支援を進めています。一人では気付けないことも、職種が違うからこそ見えてくる視点があります。そうした連携は、利用者さまにとって大きな安心につながっていると思います。
永田さん:福祉タクシーでも、同乗して連携することがあります。例えば、医療的ケアが必要な利用者さまの場合、私はドライバーとして運転を担当し、村本さんが看護師として同乗します。点滴や吸引など、理学療法士では対応できない医療行為を看護師が担当します。それぞれが専門性を発揮しながら、一つのチームとして利用者さまを支えられることは、この会社ならではだと思います。
医療のその先へ。「外出する喜び」をもっと多くの人へ届けたい
どのような人がつなぐ看護師.comに向いていると思いますか。
村本さん:一番は、好奇心がある方だと思います。看護師だから看護だけ、理学療法士だからリハビリだけ、という考えではなく、「利用者さまのためになるならやってみよう」と思える方は、この会社で活躍できると思います。実際に、福祉タクシーに乗務したり、車両のメンテナンスに携わったりと、職種の枠を超えて活躍しているスタッフも多くいます。もちろん、新しいことに挑戦する際は会社全体でサポートします。「やってみたい」という気持ちを大切にしてくれる会社なので、チャレンジ精神がある方にはぴったりの環境です。
永田さん:訪問看護も福祉タクシーも、相手は「人」です。人と関わることが好きな方、人の話を聞くことが好きな方には向いている仕事だと思います。一人で訪問することも多いため、責任感や判断力が求められる場面もあります。とはいえ、一人で抱え込む必要はありません。社内には相談できる環境がありますし、困ったときはみんなで助け合う文化があります。好奇心を持って新しいことに挑戦しながら、利用者さまの人生に寄り添えるような仲間と出会えたら嬉しいので、少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度お話を聞きに来てください。
仲間と出会えたら嬉しいので、少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度お話を聞きに来てください。

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