株式会社トミーテックは、タカラトミーグループの中核を担うホビーメーカーとして、鉄道模型ブランド「TOMIX」や大人向けダイキャストミニチュアカー「トミカ リミテッド ヴィンテージ」などを展開する企業です。企画・設計から金型、成形、塗装、組立、品質管理までを国内で一貫して手がける体制を強みとし、高精度かつ安定した品質で熱心なファン層を獲得しています。専門性があり参入障壁の高い精密模型市場において、確固たるポジションを築いています。
また、タカラトミーグループという安定基盤だからこそ実現できる安心の労働環境も魅力の一つ。雇用形態に関わらず各種制度を利用できるため、勤続年数が10年を超える従業員が数多く在籍する、定着率の高い職場となっています。今回はそんなトミーテックの製品クオリティを支える生産ラインで活躍する女性パート従業員であるY.NとM.Nが、トミーテックでの働き方について語りました。
ーートミーテックで働き始めたきっかけは何ですか?
Y.N:トミーテックに興味を持ったきっかけは、とても現実的な理由でした。まず、自宅から通いやすい場所にあること。それから、勤務時間が自分の希望する時間帯であったことが大きかったです。ちょうど子どもが生まれたタイミングで、「育児と仕事をどう両立していくか」を真剣に考えていた時期でした。
製造業の経験はそれまでなく、むしろ未知の分野でしたが、「やったことがないからこそ挑戦してみたい」という気持ちもありました。
実は、働くまでは会社の存在自体を知らなかったのですが、いざ入社してみると、タカラトミーグループで唯一、国内工場で生産ラインを持つメーカーであり、「ものづくり」の最前線であることを知り、少しずつ仕事の面白さを実感するようになりました。育児との両立は初めての経験でしたが、自宅からの通いやすさと勤務時間の柔軟さが、私にとって大きな決め手になりました。
M.N:私も、入社を考えたのは子どもが生まれたことがきっかけでした。やはり家庭との両立を考えると、自宅から近くて通いやすいことは重要な条件でしたね。以前から工場での勤務経験があり、現場で働くこと自体には慣れていましたので、「ものづくりの現場で働く」という点に不安はありませんでした。
それに加えて、希望する時間帯での勤務が可能だったことも後押しになりました。私の場合はトミーテックの工場があることは以前から知っていたのですが、正直なところ「おもちゃの会社」というイメージが強かったです。
入社して初めて、鉄道模型をはじめとして、フィギュアや天体望遠鏡などの精密な製品を手がけていることを知り、驚いたのを覚えています。これほど高い技術力を持つ製造現場があったという発見も、入社後の大きな刺激になりました。
ーー工場の生産ラインでの具体的な仕事内容を教えてください
M.N:私たちが今携わっているのは、大人向けの鉄道模型の製造です。実在する車両を150分の1のサイズで再現する製品なので、とにかく細部へのこだわりが求められます。印刷の状態や塗装の仕上がりも確認しつつ、最終的に車両を組み立てていくのが主な仕事です。最初に現場に入ったときは、「こんなに部品が細かいのか」と本当に驚きました。
座席の向きひとつとっても車両ごとに違いますし、座席の色が異なる場合もあります。鉄道ファンの方はそうした違いをすぐに見抜かれるので、少しのズレも許されません。見た目は小さな模型でも、その裏側には実車への徹底した再現意識があり、そこに携われていることに誇りに感じています。
Y.N:同じ車両をずっと作り続けるわけではなく、製品ごとに仕様が変わるので、その都度しっかり確認しながら正確に作業を進める必要があります。慣れてきたと思った頃にはまた新しい車両の製造が始まるので、常に気を引き締めていなければなりません。ただ、その分だけ知識も増えていきますし、「次はどう違うのだろう」と考えながら取り組めるところが面白さでもあります。細かな違いに気づけるようになると、自分の成長も実感できますね。
M.N:生産数や目標数も製品によって異なりますし、ベルトコンベアで流れてくる製品に対して、ひとつあたり約7秒ほどで作業を行うこともあります。同じ作業に見えても、製品によって微妙にコツが違うんです。「こうした方がいいよ」と周りの方がアドバイスをくださることもありますし、実際にやってみる中で自分なりのやりやすい方法を見つけることもあります。
言われた通りのやり方が一番スムーズなときもあれば、「自分にはこのやり方の方が効率的かもしれない」と感じることもある。そうした試行錯誤ができるのも、この仕事の奥深さだと思います。ベテランの方々がそばで支えてくださるので安心感もありますし、難しさの中に確かなやりがいを感じています。

ーートミーテックならではの仕事のやりがいはどこに感じますか?
Y.N:この仕事のやりがいは、やはり細かい部品がひとつの製品として完成していく過程を間近で見られることですね。最初は本当に小さなパーツなんです。爪よりも小さいような、ものによってはミリ単位の部品を一つひとつ組み合わせていくうちに、少しずつ“車両”の形になっていく。その変化を目の前で感じられるのは、この仕事ならではの面白さだと思います。
特に屋根やアンテナの部品は非常に繊細で、取り扱いも慎重さが求められます。少し力を入れすぎるだけで変形してしまうこともありますし、位置がわずかにずれるだけでも完成度に影響します。難しい作業ではありますが、だからこそ無事に組み上がったときの達成感は大きいです。「みんなの力で、この車両を完成させたんだ」と実感できる瞬間ですね。
M.N:私がやりがいを感じるのは、やはり作り終えたときの達成感です。特に生産数が多い製品を担当したときは、「無事に終わってよかった」という気持ちが一層強くなります。ラインが止まらず、トラブルや不良もなく、順調に進んだときは本当にほっとしますし、チームでやり切ったという感覚があります。
逆に、すごく細かい仕様の製品だと、周りのみんなと「これ大変だよね」と言い合いながら進められるのが、この職場のいいところだと思います。ただ黙々と作るのではなく、声を掛け合いながら、みんなで乗り越えていく。その空気感こそが、私にとっての“トミーテックらしさ”です。

雇用形態を問わず取得できる万全の福利厚生だけではなく
同じ環境で奮闘する仲間のサポートがあるから働き続けられる
ーーお二人とも5年以上勤務されているとのことですが、働く環境としての魅力はどこに感じていますか?
Y.N:働く環境として一番魅力に感じているのは、やはり「休暇の取りやすさ」です。私は小学1年生と3歳の子どもがいるのですが、小さいうちは本当に急な発熱が多くて。朝は元気でも保育園から連絡が来ることもありますし、どうしても急に休まなければならない日が出てきます。
でも、そういうときでも職場がきちんと対応してくれて、安心して休めるんです。ほかのパートさんにも子育てと両立している方が多くて、私よりも小さいお子さんを育てながら働いている方もいます。「お互いさまだよ」と声をかけてもらえることもあり、同じ立場の人が多いからこそ、理解し合える雰囲気があるのだと思います。
M.N:私も同じように、休みやすい環境だと感じています。共働きの家庭という目線で見ても、とてもありがたいですね。つい昨日も、子どもの学校のクラスがインフルエンザで学級閉鎖になってしまって、急きょ早退させてもらいました。そういった突発的な出来事にも柔軟に対応してもらえるのは、本当に助かります。基本的には土日祝がお休みなので、家族との予定も立てやすいですし、生活のリズムも整えやすいです。家庭と仕事のバランスを取りながら働ける環境だと思います。
Y.N:学校行事などで事前に休みが必要な場合は、所定の用紙で届けを出しますが、休みの理由を細かく書く必要もありませんし、気を遣いすぎなくていいところもありがたいですね。職場全体の男女比は半々くらいですが、パートタイマーで見ると8割が女性。特に組み立て部門のパートは全員女性で、家庭と両立しながら働いている方が中心です。だからこそ、お互いにフォローし合う空気が自然とできているのだと思います。
ーー雇用形態に関わらず福利厚生が手厚いとお伺いしました。お二人も活用されたことはありますか?
Y.N:2022年に第二子を妊娠した際に、育児休暇を取得しました。正直に言うと、パートでも育休が取れるとは最初は思っていなかったんです。でも、職場に産休・育休を取得された先輩がいらっしゃって、「この会社なら取れるんだ」と知ることができました。それが大きな安心材料になり、妊娠が分かったタイミングで上司に相談させていただきました。
結果として、1年間しっかりお休みを取らせてもらい、子どもと向き合う時間を持つことができました。会社によっては正社員でも産休・育休を取得しづらいと聞くことがあったので、パートという立場で制度を利用できたことには本当に感動しました。制度があるだけでなく、実際に取得事例があり、周囲も自然に受け入れている。その環境があったからこそ、安心して復帰まで見据えることができました。
M.N:私は2022年に、母が入院し、祖母の介護が必要になったことがきっかけで介護休暇を取得しました。5日間お休みをいただいたのですが、実は社内でこの制度を利用するのは、私が初めてだったんです。そもそも介護休暇という制度があることも知りませんでしたし、パートでも使えるとは思っていませんでした。
事情を上司に相談したところ、「こういう制度があるよ」と教えていただき、利用することになりました。自分が初めてということもあり、周囲の反応が少し気になったのも事実です。ただ、実際には皆さんが自然に受け入れてくださって、「大丈夫?」と声をかけてくれる方もいました。その期間中は毎日出欠の連絡をする必要もなく、「この5日間はしっかり休んでいい」と言っていただけたことで、目の前の家族の事情に集中することができました。制度が形だけでなく、本当に使えるものとして機能している。その実感が、今も安心して働き続けられている理由のひとつです。

ーーその他お二人が仕事と家庭を両立させる上で助かっている制度や仕組みはありますか?
M.N:両立という点で本当に助かっているのは、パートでも活用できる制度が多いということです。正直、入社前はここまで整っているとは思っていませんでした。パートという立場だと、どうしても制度の対象外になることが多いイメージがあったんです。でも実際には、正社員と同じように利用できる制度も多く、ちゃんと一員として考えてもらえていると感じられる場面がたくさんあります。働き方が限られているからこそ、そうした制度の存在は心強いですし、気持ちの面でも安心して働けます。
Y.N:具体的な制度でいうと、「ライフサポート休暇」があります。子どもが風邪をひいたときの看病や、家庭の事情で休まなければならないときに使える制度で、年に20日分あります。無給ではあるのですが、欠勤扱いにはならないんです。通常、有給休暇を使い切ってしまうと欠勤になってしまいますが、この制度があることで休まざるを得ない状況でも不安が減ります。子育て中は本当に予測できないことが多いので、この仕組みはありがたいですね。
さらに、タカラトミーグループの制度として共済会があり、入学や卒業、予防接種などのタイミングでお祝い金や補助を受けることもできます。子どもが3歳になったときや、小学校入学などの節目にも支給がありました。自分の家庭の出来事を、会社としても一緒に祝ってくれているような感覚があって、嬉しかったですね。
制度そのものももちろん助かっていますが、それ以上に働く人の生活をちゃんと見てくれているという風土があることが、両立を支えてくれていると感じています。
ーーお二人と同じく、仕事と家庭を両立するお母さんたちにおすすめしたいポイントを教えてください
Y.N:おすすめしたいポイントは、やはり「休暇の取りやすさ」です。本当に、他にはないと思うくらい休みやすい環境だと感じています。子どもが急に体調を崩したり、学校から呼び出しがあったりすることは、どうしても避けられません。そんなときでも、上司がすぐに状況を理解してくださって、現場の調整をしてくれます。
私が担当していたポジションにもきちんと別の方が入ってくれて、業務が滞らないようにフォローしてもらえるので、迷惑をかけてしまうのではと過度に不安になることもありません。休む側が肩身の狭い思いをしないというのは、実はとても大きなことだと思っています。安心して「今日はお休みをいただきます」と言える環境があるからこそ、長く働き続けられるのだと思います。
M.N:私が一番おすすめしたいのは、一緒に働くメンバーの存在です。正直に言うと、仕事内容はもちろん大事ですが、最終的には“誰と働くか”が大きいと感じています。
ここには年齢が近いママさんも多くて、同じような悩みや出来事を共有できる仲間がいます。子どもの話をしたり、「昨日こんなことがあって」と気軽に話せたりする関係性があるので、職場に来ること自体が前向きな気持ちになります。
大変な作業のときも、「みんなでやろう」と声をかけ合いながら進められる。私は、働く理由のひとつに「このメンバーがいるから」という気持ちがあります。人のあたたかさがある職場だからこそ、家庭と仕事を無理なく両立できるのだと思います。





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