株式会社ぬくもりの光が運営する就労継続支援B型事業所シャルール。年齢や体力、障害などの理由で一般企業での雇用が困難な方向けに、一人ひとりの体調やペースに合わせた作業内容とスケジュールをご用意しています。日々の困りごとの相談から次の一歩の後押しまで、利用者様が社会へ踏み出すための「準備の場」として一貫したサポートをおこなっています。また、徒歩圏内のメンタルクリニックと連携し、地域ぐるみで利用者様を支える体制を整えていることもシャルールの特色です。
今回はシャルールで、生活支援員兼サービス管理責任者補佐として働きながら、現在はサービス管理責任者をめざして研修に取り組む家田さんに、福祉の道を選んだ理由や日々のやりがい、これからめざす姿について語っていただきました。
「誰かの役に立ちたい」福祉の道を選んだ理由
福祉の道を志したきっかけを教えてください
私が福祉の道を選んだのは、「困っている人の助けになりたい」という気持ちからです。正直にお話しすると、もともと自分自身にあまり自信がありませんでした。勉強も運動も平均的で、周囲と比べて落ち込むこともありました。それでも、誰かに頼りにされることがあるのなら、その役割を担ってみたい。そう考えたことがこの道を志すきっかけになりました。
大学では社会福祉を学び、社会福祉士の資格を取得しました。進路に迷ったとき、親身に相談に乗ってくださったアカデミックアドバイザーの先生の存在も大きく、先生から「あなたはここに向いている」と就労継続支援B型を勧めていただいたことをきっかけに、この分野をめざしました。
数ある事業所のなかで、シャルールを選んだ決め手を教えてください
一人ひとりに即した支援を大切にする、という方針に惹かれたことです。見学に伺った際、事業所にのんびりとした雰囲気が流れており、利用者様が過ごしやすそうに作業されている姿がとても印象に残りました。その際、ここでなら自分も心から利用者様と向き合えると感じ面接に進みました。
当時を振り返っても、あの時の選択に迷いはありませんでしたし、入社した今も「間違いのない選択をした」と心から感じています。今やこの仕事は、私にとっての生きがいになっています。
大切にしているのは、「誰に対しても対等に接すること」
生活支援員として、普段どのようなお仕事をされていますか
私は生活支援員として、利用者様が作業されるなかでの困りごとや相談に対応しています。あわせてサービス管理責任者補佐として、代表が作成する支援計画のサポートも担当しています。
主な一日の流れは、朝8時半に事業所へ到着し、9時頃に作業場所へ移動します。10時から利用者様の作業が始まって15時に終了し、その後は17時まで事務作業等を行ったのちに退社します。
利用者様と関わるうえで、心がけていることはありますか
特別な工夫というわけではありませんが、誰に対しても対等に接することを特に大切にしています。
相手によって態度を変えることはせず、どなたにも同じ姿勢で向き合う。そうすることで、利用者様も心を開きやすくなるのではないかと感じています。「あの人にはこう接していたのに」という場面が生まれないからこそ、安心して関係を築くことができているのだと思います。
またスタッフ同士の連携も、この仕事には欠かせません。たとえば連絡の行き違いがあっても、互いに責めることなく「大丈夫だよ」と声をかけ合い、サポートし合える関係が築けています。利用者様が気持ちが落ち着かなくなってしまったときでも、まずは落ち着くまでスタッフ一人ひとりがそばで話を聞き、 その上で改めてチームとしてどう進めていくかを相談しながら対応しています。
小さな変化に立ち会えることが、いちばんのやりがい
この仕事のやりがいを感じるのは、どのようなときですか
日々の関わりのなかで「ありがとう」「居てくれてよかった」と言っていただけたとき、ここにいられて良かったと心から思えます。
そう感じたエピソードの中で特に印象に残っているのは、ある利用者様の変化です。最初は週に1回、午前中だけ通われていた方が、あるとき「日数を増やしたい」「これをやってみたい」とご自身から率先して声をかけてくださり、今では週4回、通っていただいています。このように少しずつ前向きになっていく姿に立ち会えることは、この仕事ならではの大きな喜びです。
こうした利用者様の成長は、私自身の変化にもつながりました。入社前は自信がなかった私ですが、私を必要としてくれる仲間や利用者様がいることで存在意義を感じられるようになり、以前より積極的に行動できるようになりました。それからプライベートでも、困っていそうな方に自然と声をかけられるようになったりと、仕事を通じて自分自身の世界も広がったと実感しています。
反対に、難しさを感じるのはどのようなときですか
利用者様が不安な様子を見せたとき、どのような言葉をかければよいのか悩むことは少なくありません。お一人おひとり状況が異なるため、正解がひとつではないからです。
しかしそういう時には、まず落ち着くまでそばにいて、話を聞きます。そのうえで「今回はこのように声をかけたけれど、次はこのような会話を試してみよう」などと組織間で事例を共有し合いながら、一緒に乗り越えています。一人で抱え込まず、みんなで考えられる環境があることに支えられています。
『支援するだけでは足りない』と気づいた日、サービス管理責任者をめざして
サービス管理責任者とはどのような役割で、めざそうと思ったのはどのようなきっかけからでしょうか。
サービス管理責任者は、利用者様のサービス内容をどのように進めていくか計画を立て、その方に合った環境を整えていく専門職です。「今こういうことができて、ここに困っている」という現状を汲み取り、次にできることを明確にしていく役割です。
入社当初は、生活支援員として利用者様を支えることが目標でした。ただ働くうちに、「支援だけでなく、計画の段階からこの方を支えられたら」という思いが芽生えてきました。現場で関わるなかでも「もっとこうしたらいいのではないか」と自ら考える場面が増え、その思いがサービス管理責任者をめざす原動力になりました。
資格の取得には費用もかかりますが、会社がしっかりフォローしてくださいます。業務内容も一から丁寧に教えていただけるので、安心してめざすゴールに向かって挑戦できる環境です。
地域とつながる安心と、馴染みやすい職場
シャルールならではの魅力は、どのようなところにありますか
魅力のひとつは、地域との連携です。徒歩5分ほどの場所にメンタルクリニックがあり、利用者様がクリニックに通われたり、反対にクリニックの患者様が事業所を利用されたりと、医療と福祉が地域のなかでつながっています。歩いて行き来できる距離での連携はあまり例がなく、シャルールならではの特色だと感じています。
もうひとつは、馴染みやすい職場環境です。スタッフは10〜12名ほどで、看護師として働いていた方や異業種から転職してきた方など、経歴はさまざまです。毎月オンラインの動画研修があり、わからないことがあれば代表もすぐに答えてくださるので、業界未経験者でも順を追って知識を深めていける体制が魅力です。
働き方の面でも、子どもの急な発熱などに対応できるよう、シフトにあらかじめ一名多く入るシフト体制を整えています。誰か一人が急に抜けても現場が回るようにしているので、子育て中の方も働き続けやすい環境ですし、実際に子育て中の方も活躍されています。困ったことをすぐ相談でき、真摯に向き合ってもらえる温かさが、この職場の最大の魅力だと思います。
迷っている方へ、まず一度、踏み出してみてほしい
福祉の仕事に興味を持つ方へ、メッセージをお願いします
福祉業界と聞くと、「大変そう」というイメージを持たれる方も少なくないと思います。
そして正直、簡単なことばかりではありません。それでも、利用者様が何かをできるようになった瞬間に自分事のように一緒に喜んだり、
反対に利用者様から多くのことを学ばせていただいたりと、視野が広がる経験がたくさんあることも事実です。その証として、私自身、この仕事を通じて自信を持てるようになりました。
だからこそ大変そうだという思いだけで諦めてしまうのは、もったいないと思います。まずは一度挑戦してみて、「こんなやりがいがあるのか!」と、ご自身の体験として感じていただけたら嬉しいです。
私がめざしているのは、誰からも必要とされ、一人ひとりを尊重できる支援者です。同じ場所で一緒に成長していける仲間が増えることを、心から楽しみにしています。ぜひ一度、シャルールの雰囲気を見学に来ていただけたら嬉しいです。

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