成長を求めて飛び込んだ鈴工設備 施工管理職という目標のために挑戦を続ける

株式会社鈴工設備
2025年9月19日 12:00
「関わる人々の幸福と生活の向上に寄与する」ことを企業理念に掲げ、川崎を中心に神奈川県内・東京都内エリアで家庭用エアコンから業務用エアコン設備の取り付け、修理、点検、保守メンテナンス、掃除などのエアコン設備事業を展開している株式会社鈴工設備。地域に密着し一貫したサービス提供はもちろん、近年では公共工事なども手掛け事業を拡大しています。今回は2年前に成長できる環境と取締役 鈴木の人柄に惹かれて入社し、現場で空調設備の施工に携わる北迫が、仕事のやりがいや働く環境について語りました。
ー鈴工設備に入社することになったきっかけは何ですか?
前職では電気設備の仕事をしていましたが、その頃から空調分野にも挑戦したいと考えていました。そんな時に現在の会社の求人を見つけ、電話をかけたのが入社のきっかけです。求人情報には、インセンティブがあり社員にしっかり還元されること、実力次第でどこまでも給与が上がるという魅力が書かれていました。自分の頑張りがきちんと評価される環境だと感じ、ここで新しいことに挑戦したいと思いました。
実際に採用応募の電話をしてから1週間ほどで面接を受け、その場で「ここだ」と直感しました。選考はこの会社しか受けていませんでしたが、取締役の鈴木さんの人柄に強く惹かれました。将来的には独立も視野に入れており、そのためにまずはここで実力をつけたいと考えています。その想いを応援してくれる雰囲気があり、自分を成長させてくれる環境だと確信できたので入社を決めました。
入社直後はとにかく現場に出たいという気持ちが強く、仕事が欲しかったですね。最初の目標としては、自分一人ではなく、数人の仲間を率いて現場に行けるようになりたいと考えていました。実際に現場に出ると、技術的な部分だけでなく「仕事の心構え」についても学ぶことが多いです。

ー空調設備の施工について具体的な仕事内容を教えてください
私たちの仕事は、空調設備の工事が中心です。主にエアコンを新しいものに交換すること、あるいは何もない状態の建物に新たにエアコンを取り付けることが日々の業務です。案件によっては一人で任されることもありますが、今は上司や先輩と一緒に現場に入ることが多く、毎日楽しく学びながら取り組んでいます。
実は、前職でも電気工事をしており、その前には量販店のエアコンを扱う仕事をしていました。そのため多少の知識はありましたが、それでも会社によって現場の進め方や使う道具が異なるため、最初は覚えることが多く大変でした。特に公共工事と民間工事では材料の種類や扱い方が違うため、その違いを理解するのに苦労しましたね。ただ、その都度先輩が丁寧に教えてくださったおかげで、少しずつ自分の力として身についてきたと感じています。現在は公共工事と民間工事がちょうど半分ずつで、バランスよく経験を積めていることも成長につながっています。
仕事の1日の流れは、朝7時半に出社して、全員で現場へ向かいます。移動は1〜2時間かかることもあり、9時前には現場に到着します。まずは道具を車から下ろし、リーダーからその日の作業内容や流れを説明してもらってから作業が始まります。安全のためにしっかり養生を行い、午前・午後に休憩をはさみながら進めていきます。15時ごろには片付けをして現場を出ることが多いですが、長い案件では16時すぎまで作業が続くこともあります。その後会社に戻って報告を行い、17時ごろに退勤します。
基本は9時から17時という勤務時間ですが、実際には朝早く現場へ出発する分、現場での作業が長引くと残業になることもあります。そのため会社全体としては勤務時間を調整し、無理なく働けるよう配慮されています。
現場ごとに環境や作業内容が変わるので学ぶことは多いですが、その分やりがいも大きいと感じています。特に、民間のお客様から「ありがとう」と直接声をいただける瞬間は嬉しく、また公共工事では大規模な案件に携わることで自分のスキルが確実に広がっている実感がありますね。今はまだ先輩のサポートを受けながらですが、今後は一人で任される現場を増やし、さらには後輩を育てられる存在になりたいと考えています。

ー入社して初めて任された仕事はどのような案件でしたか?
入社して間もない頃、私が初めて担当したのは東京公安事務所という4階建ての建物にある空調設備を交換する公共工事の仕事でした。ビル用マルチと呼ばれる大規模な空調システムの取り替え工事で、5人ほどのチームで現場に行ったことを覚えています。
最初の現場ということもあり、とにかく緊張していました。わからないことだらけで、先輩たちに指導してもらいながら必死についていったというのが正直なところです。それでも、現場の雰囲気はとても温かく、先輩たちは自分の状況を見て声をかけてくれたり、質問しながら学ぶことができました。初めての現場では本当に右も左も分からず戸惑いながら作業していましたが、回数を重ねるごとに自分にもできることが増えていく実感を持てました。
実際、半年後に同じような公共案件に再び入ったときには、初めての時に学んだ知識や動き方を思い出しながら取り組むことで、今度は自分で任される作業も増え、先輩に頼らず対応できることが多くなりました。その現場が終わった時、先輩から「よくやったな」と褒めてもらえたことは大きな自信につながり、仕事に向かう姿勢をより前向きにしてくれた印象深い仕事です。
新人時代は先輩に支えられながらでしたが、今は少しずつ任される範囲が広がり、チームの一員として責任を果たせるようになってきたと感じています。最近では、某税務署の空調工事の案件で、室内機30台、室外機6台を交換する大規模なものがありました。特に室外機を建物裏から屋上に移設する作業は初めての経験でした。
中でも室内機と室外機をつなぐ配管に鉄板カバーを取り付け、見栄えを整える仕上げ工程であるラッキング作業は、高所で足場を組んで行うため、正確さが求められる難しい工程。ズレがあれば足場を組み直さねばならず、一発で決める集中力が必要でした。通常なら専門業者が担う作業を、自分が一人で任され、10日ほどかけてやり遂げたことは大きな成長につながりました。
入社当初は先輩に質問することが多く、会話も教えてもらう一方でした。しかし今では仕事の相談や意見を求められる機会も増え、仲間として信頼されている実感があります。責任ある作業を任されるようになったことと、職場での関わり方が変わってきたこと。その両方が、自分の成長を裏付けているのだと思います。

自分を信じて任せて支えてくれる仲間がいるから
成長を実感しながら仕事に打ち込める
ー緒に働くチームの雰囲気について教えてください
現場で働く中でまず感じるのは、チームの雰囲気の良さです。作業中は一人ひとりが真剣に取り組み、全員で集中して仕事を進めますが、ひと段落すると自然と笑顔があふれ、和やかな会話が飛び交います。その切り替えがとても心地よく、働きやすさにつながっています。自分自身は「働けるときはとことん働きたい」という性格ですが、体調や家庭の事情などがあるときには、しっかりと休ませてもらえる柔軟さもあり、安心して長く続けられる環境だと感じています。
さらに、会社として資格取得のサポートが整っている点も大きな魅力です。ただ日々の現場をこなすだけではなく、自分のスキルを高めて次のステップにつなげられる仕組みがあるので、「もっと力をつけたい」「将来独立したい」といった目標を持つ人にも最適な環境だと思います。私も実際入社後、ガス溶接や高所作業車運転、低圧電気取扱作業者など10個以上の資格を取得しました。
真剣にやるときは徹底して集中し、休むべきときにはしっかり休み、仲間と支え合いながら前に進んでいける。そんなバランスの良さが、この会社で働く大きなやりがいになっています。
ー仕事を続ける上では目指す将来の目標は何ですか?
いずれは作業員として現場で働く立場から、管理職として施工全体を見渡せる立場にキャリアアップしていきたいと考えています。単に作業をこなすだけでなく、施工管理としてチームを統率し、工程や安全、品質をしっかり管理できる人材になることが目標です。
そのために、まずは施工管理の資格を取得し、専門知識とマネジメント力を身につけたいと思っています。資格取得後は、現場の効率化やスタッフの育成にも力を入れ、会社全体の成長に貢献できるようになりたいです。これにより、自分自身の年収やキャリアも段階的に向上させ、将来的には会社の中核として現場と経営の橋渡しができる存在を目指しています。現状のスキルをさらに高めつつ、2年後には施工管理として自立し、チーム全体を円滑に運営できるレベルに達したいですね。
ー最後に転職者にメッセージをお願いします
職人の世界には「怖い」「厳しい」というイメージを持たれることも多いですが、この会社の社員はみんな優しく、信頼関係を大事にしながら新人を受け入れてくれます。実際にわからないことがあれば丁寧に教えてくれますし、ときには冗談を交えながら場を和ませてくれるので、現場にいても萎縮することなく自然体で学ぶことができます。
さらに成長できる環境を探している、チームワークの良いメンバーと働きたい、そんな方にはぴったりの環境です。ぜひ一緒に働ける日を楽しみにしています。
