「製造業はきついって本当?」「求人票だけでは職場のリアルな雰囲気が分からない」製造業への転職・就職を考えるとき、こうした不安を感じる方は多いのではないでしょうか。
エラメクの公式LINEでは、製造業(食品・飲料、機械・自動車、電子・電気・半導体、医薬品・バイオ、金属・化学など)で働く現役スタッフ100名を対象に、「続けている理由」「きついと感じる瞬間」「転職への本音」についてアンケート(※)を実施しました。求人票やインタビューだけでは見えてこない、現場のリアルな声をお届けします。
※本調査の詳細はプレスリリースをご参照ください
▶ 【製造業100人調査】求人票の「年収」、関心度はまさかの3位。1位は"職場の雰囲気"58%——見えにくい採用の実態
製造業の仕事で感じているやりがい

まず「この仕事を続けている理由・やりがいを感じる場面」を聞いたところ、回答した100人のうち54.0%が「安定した収入・雇用が得られる」を選び、圧倒的な1位となりました。続いて「黙々と作業できてストレスが少ない」(20.9%)、「仲間・チームとの連帯感がある」(18.0%)が上位に入っています。
一方で、11.0%は「特にやりがいは感じていない」と回答しています。「やりがい」は製造業で働き続けるための必須条件ではなく、安定した収入や、人間関係に振り回されず淡々と作業できる環境そのものに価値を感じている人が多いというのが実態のようです。実際、自由回答ではこんな声もありました。
「コロナ禍をきっかけに転職しましたが、マスク必須ですし、私語も禁止なので、余計な人間関係に悩まされることなく淡々と働ける雰囲気の職場です。」
「集中して黙々と作業できるので、時間が経つのがあっという間。」
人間関係より身体的なきつさの方が目立つ

「仕事できつい(きつかった)と思ったこと」を聞くと、最も多かったのは「長時間立ちっぱなしの作業」(43.0%)、次いで「夏場・冬場の環境(暑さ・寒さ)」(39.0%)でした。「夜勤・三交代制による体への負担」(23.0%)も上位に入り、回答者が選んだ項目としては製造業のきつさは身体的な負担が中心であることが分かります。
一方で「職場の人間関係・上司との関係」は19.0%と、体力的なきつさに比べるとやや低めの結果です。「製造業はきつい」というイメージの背景には、人間関係のトラブルよりも、立ち仕事・気温・夜勤といった環境要因が大きく影響していることがうかがえます。(※本設問は複数回答可能)
「きつい」と感じるポイントは人それぞれですが、事前に職場の環境(空調設備の有無、夜勤の頻度など)を把握しておくことで、入社後のミスマッチを防ぐことが可能です。もし「自分に合う職場か判断できない」という場合は、プロに相談してみるのも一つの有効な手段です。
「想像以上にきつかった…」現場のリアルな体験談
「長時間立ちっぱなしの作業」「夏場・冬場の環境」などの回答の裏側にある、より詳しい体験談が多数寄せられました。ジャンルごとに、特に多かった声を紹介します。
暑さ・寒さとの戦い
工場内は夏が暑過ぎて冬が寒すぎる。夏場は汗が凄く熱中症によくなりかける。
冷凍庫内での長時間作業は想像以上に寒く、防寒着を着ていても体が冷え切ってしまうことがありました。慣れるまでは一番大変だったと思います。
冬場の寒さはやっぱりつらいです。たくさん着込んでいても、なかなかつらい…暑さにはつよいので大丈夫ですが。
真夏の出荷作業で汗が止まらなかった。ほぼ外で作業していたのでキツかった。
冷房が効いていない環境下での仕事で汗が滝のように流れる中ずっと働いていたのがきつかったです。独特な臭いのするオイルを使用する時きつかったです。
立ちっぱなし・重量物の負担
立ちっぱなし。昔は楽にできてたと思うのですが、年齢のせいか、体力の衰えか、立ちっぱなしがきつくなりました。
1つずつはそれほど重くはないけれども、オリコン(折りたたみコンテナ)にまとめるとかなりの重量になるのが辛かったです。中腰になる事も多くて、腰にも結構きます。
たちっぱなしはしたことがなかったので、意外ときつかったです。足がパンパンになります。
妊娠して悪阻がピークでひどいとき、食べ物のにおいですらダメになっていて、そのときに工場作業でずっと食べ物の匂いがしていたのが辛かったです。
夜勤・シフト勤務のリアル
月に11回も夜勤があった事があり、夜勤明けに疲れ過ぎで、そのまま職場で2泊目したことがある。
夜勤日勤が交互に来たときは生活リズムが崩れ、体を壊しそうになりました。
製造業に入社したばかりの頃、『工場の仕事は体力があれば何とかなる』と軽く考えていました。しかし実際に働いてみると、想像以上にきつかったのが夜勤でした。深夜2時を過ぎたあたりから一気に眠気が襲ってきて、ラインは止まらないので自分だけ休むわけにはいきません。夜勤明けは体は疲れているのに頭が興奮していてなかなか眠れず、数時間しか寝られないまま次の勤務に向かうこともありました。
残業・休日出勤のリアル
繁忙期は残業続きで家と職場の往復しかできないのがきつかった
毎日残業が続いて、家に帰っても何もやる気が起きず、家の中が荒れてしまいつらかった。
休日出勤が毎週のようにあり、残業も4時間の日があった。土日どちらも出勤となり、12連勤したことも。
午前中は『急ぎです!』の連続、午後は『至急確認お願いします』ラッシュ。結局定時で帰れた試しがない…
人間関係・上司のきつさ
初めての職種と言うこともあり、なかなか慣れるまでに時間がかかり苦労した。上から目線で物を言う先輩社員さんにも精神的に疲れた。体力仕事に更に精神面でも疲れるなと思った。
理不尽な物言いの上司がおり、人や物に当たる。自分が次に対象になるのではと、ヒヤヒヤしなくてはいけない。
年齢層が高い人は昭和気質な人が多く、残業至上主義な上司が多め。若者の定着が少ないので将来性に疑問を感じる。
単調作業・精神的な負担
単調な作業を繰り返し続けることで、考え方が多くなってイライラしてストレスが増えた。過去の嫌なこととか無駄に思い出すし。簡単な分、そういう部分がきつい。
集中力を保つことがきついです。細かい作業など苦になりませんがずっと集中力を保ち同じ品質をクリアするプレッシャーで眠れなくなることもあります。
黙々と一つのことを静かにやり続けるのがかなり大変なので毎日精神を落ち着かせて仕事をしています。
同じ「きつい」でも、感じ方や場面は人によって様々です。事前にこうした具体的な体験を知っておくことで、自分がどこまでなら対応できそうか、逆に譲れない条件はどれかを見極めやすくなります。気になる点があれば、応募前にプロに相談して確認してみるのもおすすめです。
職場の"あるある"エピソード&リアルな雰囲気
数字だけでは伝わらない、現場で働く人たちのちょっとした日常や空気感がにじむ回答が多数集まったので、その一部をご紹介します。
夜勤・シフトあるある
夜勤入りの日は大変テンションが低いが、夜勤を明けるとやたらとハイテンションでギャップがすごいです【※類似回答多数】
夜勤があると亡霊のような雰囲気で出社してる。給料が良いだけじゃ続かない。みんな給料が良いからと3交代勤務をしたがる。
機械・ライン作業ならではの光景
『5分で終わる修理』が、原因究明・部品探し・試運転で結局1時間以上かかる。機械は保全担当が来ると正常運転。『さっきまで止まってたんです』は定番の一言。
広い工程内を一人で受け持ったとき、端の方でエラー対応していたら、反対側の端の方のエラー音の知らせの音楽が響きわたる。
定時直前にトラブルが起きると、みんな無言になる。
不良品が出ると、自分のことじゃなくても少し胃が痛くなる。
職場の人間関係・雰囲気
忙しい時と落ち着いている時のテンションの差が激しい。製品の形等が生き物の形に似ていたらその名前で呼ぶ
日本人と外国人の割合が半々くらい。おばさんが幅を利かせてる
日々黙々と作業することが多い職場なので、自由な時間はかなりおしゃべりが多くなる感じです。いったん楽しい感じになるとなかなか作業に戻らなくなるので時間が押してしまってたいへん。
制度・ルールあるある
朝の朝礼で、毎日同じように『安全第一、今日もゼロ災でいきましょう!』と唱和する。最初はちゃんと声を出していたけど、半年もすると口だけ動いている人がちらほら。でも、その直後に『今日は監査が入ります』と言われた瞬間、全員の背筋がピンと伸びる。普段は少し散らかっている作業台も、なぜかその日だけ新品みたいにきれいになる。
職場での指差し確認が体に染み付いて、プライベートでもやりがち。
私の仕事は製造業の品質保証です。イレギュラーが発生すると職場全体の空気が一気に引き締まります。『何も起きない一日』が一番うれしいというのが品質保証あるあるです。
衛生管理が徹底されていて、手洗いや消毒、身だしなみの確認は毎日のルーティンです。
全身白衣マスクなので顔と名前を覚えられない。
息抜き・オフとのギャップ
金曜日15時以降から元気になる。華金なので
残業と言われたけど定時で仕事か終わった時の爽快感は最高で家で飲むお酒が美味しい!
夏の暑い日に火を使いながらの作業は気が狂いそう。そのあとのビールがおいしい!
こうした"あるある"や日常の一コマからも、実際の職場の空気感や人間関係のリアルが伝わってきます。今すぐ転職を考えていない方や、製造業の仕事にまだ一定の興味がある段階の方にとっても、こうした現場のリアルな声は、仕事選びの参考になるはずです。
転職に関しては「情報収集中」が半数近く

現在の転職・就職への意向を聞いたところ、「いつかは転職したいが今は情報収集中」が49.0%と、ほぼ半数を占めました。「今は考えていない」は42.0%で、「すでに活動中・すぐにでも動きたい」(3.0%)や「3〜6ヶ月以内には動きたい」(6.0%)といった積極層は少数派です。
つまり製造業で働く人の多くは、「今すぐ転職したいわけではないが、いつかのために情報だけは集めておきたい」という段階にいることが分かります。
製造業での転職エージェントの利用状況と満足度
直近使った転職エージェント・求人サービスを聞くと、「使ったことがない」が38.0%と最も多く、次いで「リクルートエージェント」(27.0%)、「マイナビエージェント」(13.0%)が続きました。

実際にサービスを利用した62人の満足度を見ると、「どちらでもない」が50.0%と最多ながらも、「まあ満足」(33.9%)・「とても満足」(9.7%)を合わせた"満足派"が43.6%と、実は4割を超えていることが分かりました。一方で「やや不満」「不満」を合わせても6.4%と少数派です。満足度の理由・背景を尋ねた自由回答では、満足の声だけでなく、エージェントへの率直な不満・不安の声も見られました。
しつこく連絡が来るのが嫌だと思う
頻繁にメールが来る。しつこいぐらい。
少し営業電話が多く、こちらの都合関係なしにしてくる
担当者が、希望している内容と違う求人を紹介してくるので困った。
満足度自体は決して低くありませんが、「エージェントを使うと合わない求人を勧められそう」「連絡がしつこそう」という不安を感じる方もいるでしょう。無理な求人紹介や連絡の頻度に不安がある場合は、その場で希望を伝えられる相談窓口を選ぶことが大切です。
就職・転職の際調べておくべき情報

「就職・転職の際にもっとこんな情報がほしかった」と思うものを聞くと、「実際の職場の雰囲気・人間関係」が58.0%でトップ、次いで「リアルな残業時間・休日の実態」が53.0%という結果になりました。
「入社後の年収の上がり方」(31.0%)も3割を超えており、求人票の条件欄だけでは分からない情報を知りたいというニーズが強いことが分かります。実際、求人情報と現場のギャップに関する声も寄せられています。
求人情報に書いてる事と、面接時に言われる内容がかけ離れている。
求人票だけでは分からない「職場の雰囲気」「実際の残業時間」「人間関係」といった情報は、実際にその会社の内部を知る人に直接聞くのが一番確実です。エラメクでは、LINEで気軽に相談しながら、求人票に書かれていないリアルな情報を確認して転職活動を進めることができます。
求人票ではわからないリアルな声を集めよう
今回のアンケートから見えてきたのは、製造業で働く人の多くが「安定」を理由に働き続けている一方で、「きつい」と感じる理由は人間関係よりも身体的な負担が中心だということ、そして転職を「今すぐ」ではなく「いつかのために情報収集中」という段階で考えている人が多いという実態でした。
「今は考えていない」「情報収集中」という方こそ、実際に動き出す前に、求人票だけでは分からない職場のリアルな情報を知っておくことが、後悔しない転職への近道です。エラメクでは、LINEで無料のキャリア相談を受け付けています。今すぐ転職しなくても、情報収集のひとつとしてぜひ活用してください。
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