ふっ素樹脂コーティングを中心に表面改質加工の専業メーカーである株式会社フロロコート。ふっ素樹脂の持つ非粘着性や耐薬品性、耐摩耗性といった特性を活かし、さまざまな製品や設備にコーティング加工を施す受託事業を展開しています。
今回はそんなフロロコートで勤続16年のベテラン社員である管理部の関口がフロロコートの社風や管理部の仕事内容、印象に残っている仕事などについて語りました。
ーー入社からこれまでのキャリアを教えてください
前職では、家庭と仕事の両立を優先し、パートや派遣として保険会社の営業事務に携わってきました。保険会社では10年ほど経験を積み、その後フロロコートに派遣社員の営業事務として入社。社員への登用のお話もいただきましたが、当時は家庭と仕事の両立を最優先に考えていたのでそのときはお断りしました。しかし、その後リーマンショックが起こり、私は退職せざるを得なくなりました。
退職後しばらくは次の道を模索していたのですが、不況の中ではなかなか新しい仕事が決まらず、そうして4ヶ月ほど経った頃、思いがけず会社から「総務として戻ってこないか」と声をかけていただいたんです。派遣社員として在籍していた当時から、社員旅行に参加させていただくなど、会社の雰囲気の良さや人の温かさを感じており、もともと良い印象を持っていました。そうした背景もあり、「もう一度この会社で働きたい」という気持ちが自然と芽生え、契約社員として再入社することを決めました。その後は正社員として登用いただき、現在まで一貫して総務の仕事に携わっています。
ーー管理部の具体的な仕事内容を教えてください
管理部の仕事は非常に幅広く、日々さまざまな業務を並行して進めています。具体的には、小口現金の管理や売掛金の入金処理、備品・消耗品の管理といった経理的な業務に加え、防災・防犯の体制整備、社内文書の管理、健康診断や慶弔関連の手配など、人事・労務に関わる業務も担います。また、給与計算や入退社の手続き、社員の昇進・異動に伴う各種対応など、社員一人ひとりに密接に関わる重要な役割も多く、管理部は会社全体を支える基盤のような存在ですね。
さらに、社内行事の企画・運営も総務の大切な仕事の一つです。毎年開催される創立記念式典や周年行事、海外研修の準備、防災訓練、年末の納会など、行事ごとに求められる準備や調整内容は異なり、関係部署との連携や細やかな段取りが欠かせません。
現在(2026年4月)は新入社員が7名入社したこともあり、社員台帳への入力や情報の更新、健康診断の手配などの業務が増え、より一層忙しさを感じています。管理部は担当取締役を含めて4名という少数精鋭の体制ですが、だからこそ一人ひとりの役割が大きく、互いにフォローし合いながらチームで業務を進めています。

ーー総務のやりがいは何でしょうか?
総務の仕事のやりがいは、専門的な知識を身につけながら、自分自身の成長を実感できる点にあります。特に社会保険に関する手続きなどは制度理解が欠かせず、実務を通して自然と知識が蓄積されていきます。
また、フロロコートでは資格取得を積極的に支援しており、受験料は2回目まで会社が全額負担してくれるほか、毎年通信教育の機会も用意されています。そうした環境の中で、私自身もビジネスマネジャーやビジネス実務法務、衛生管理者といった資格を取得してきました。特に衛生管理者については、健康診断や社員の健康相談に関わる立場として必要性を感じ、自主的に挑戦した資格でもあります。
一方で、難しさや責任の重さを感じる場面も少なくありません。中でも給与計算に関わる業務は、社員全員に影響が出るため、ミスが許されません。また、育児や介護に関する制度など、国の法律や規定が変更されることも多く、その都度正確な情報を収集し、社内規定へ反映していく必要があります。常に最新の知識が求められる点は難しさでもありますが、その分責任感を持って取り組んでいますし、重要な業務については第三者によるチェック体制も整えており、チームで精度を高めながら進めています。
周年行事の準備で得られた達成感が総務としての集大成
総務は社員と家族の笑顔を生み出せる“人と人とを繋ぐ”仕事
ーーこれまでのキャリアの中で一番印象に残っている仕事は何ですか?
これまでの業務の中でも、フロロコートの60周年記念行事は特に印象に残っています。この行事は管理部が主体となって企画・運営を行ったもので、私にとっても初めて各事業部を直接訪れる機会となりました。普段は関わる機会の少ない現場の方々と顔を合わせることができ、会社全体の一体感をより強く感じられた出来事だったと思います。
当日は、各事業部ごとにBBQを実施したり、東京の竹芝桟橋からクルージングを行ったりと、これまでにない規模でのイベントとなりました。また、社員だけでなくご家族も招待したことで、より温かみのある行事になったと感じています。普段は仕事の場でしか接点のない社員同士が、家族ぐるみで交流している様子を見て、こうした機会をつくれてよかったと心から思いました。
準備は決して簡単なものではなく、半年前からクルージングの手配やBBQ会場の予約、当日の進行に至るまで、細かな調整が続きました。関係各所とのやり取りも多く、スケジュール管理や段取りには苦労する場面もありましたが、その分、無事にイベントを終えたときの達成感は大きかったです。
何より印象的だったのは、参加されたご家族の皆さまが楽しそうに過ごされていたことです。「楽しかった」という声を直接いただくこともでき、準備の大変さが報われたように感じました。この経験を通じて、総務として会社を支えるだけでなく、人と人とのつながりを生み出す役割も担っているのだと実感することができました。

ーーフロロコートで長く働く上で働きやすいと感じた点はどこでしょうか?
フロロコートは柔軟な働き方ができる環境が整っていると感じています。例えば半日単位で有給休暇を取得できる制度があり、家庭の事情や体調に合わせて調整しやすい点はとても助かっていますね。実際に私自身も体調を崩して長期間休んだことがあったのですが、その際も周囲がしっかりフォローしてくれて、安心して復帰することができました。
また、社内には自分の意見を発信しやすい空気があります。改善案や疑問点があれば、上司にも率直に相談できますし、業務で分からないことがあっても何度でも聞いていいよと言ってもらえる環境です。大事な業務だからこそ、曖昧なまま進めるのではなく、しっかり確認できる風土があることは大きな安心感につながっています。
社員の雰囲気としては、真面目でコツコツと仕事に取り組む人が多い印象ですが、最近では自分の意見をしっかり持ち、発信する人も増えてきています。また、「自己申告制度」という仕組みを通じて、毎年社員一人ひとりが会社に対する意見や要望を伝える機会が設けられています。書面での申告に加えてヒアリングも行われるため、社員一人ひとりの声がしっかり届く仕組みになっていると感じています。
実際に、社員の声をきっかけに制服の変更や駐車場出口へのミラー設置、防犯カメラの導入など、さまざまな改善が行われてきました。こうした積み重ねが、働きやすい職場づくりにつながっているのだと思います。
ーーどのような方であればフロロコートの管理部で活躍できるでしょうか?
やはり「自分自身も成長していきたい」という意欲を持っている方が向いていると感じています。業務を通じて専門的な知識やスキルを身につけられる環境が整っており、待遇面も安定しているため、現状に満足するのではなく、常に一歩先を目指したいという方にとっては、とてもやりがいのある職場だと思います。
入社される方には、業務内容はもちろん、関わりの多い他部署の社員紹介など、社内の人間関係も含めて私が直接丁寧にご説明します。
総務の仕事は社内の多くの人と関わる分、相手に合わせたコミュニケーションも重要になります。そのため、素直に学ぶ姿勢を持ちながら、周囲と協力して仕事を進められる方は特に活躍しやすいのではないかと感じています。自分から積極的に吸収しようとする姿勢があれば、着実に成長できる環境だと思います。


