変革期のエネルギー業界で輝く、ENEOSサンエナジーの挑戦と人材育成

株式会社ENEOSサンエナジー
2025年3月11日 13:51
エネルギー業界の未来を見据え、社会インフラを支えるENEOSサンエナジー。変化の激しい時代において、挑戦し続ける同社が未来を創るために求める人材とは。「エネルギー業界を変革する」という熱意を胸に、常務取締役の住谷がこれまでの経験や同社の事業のビジョン、そして人材への想いを語りました。
産業エネルギーに特化した唯一の販売会社、キャリアの集大成と新たな挑戦
ーー住谷さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
ENEOSグループでは、電力会社の発電所や製紙会社、化学会社等の工場向けの産業エネルギー分野の燃料の企画・販売業務に長く携わりました。途中から同じ産業用エネルギー分野で、LNG(液化天然ガス)や石炭、発電所といったENEOSとしては新しいエネルギー源に関わる事業に従事しました。ENEOSでの最後の仕事は、川崎天然ガス発電所という大規模な発電所で社長を務めることでした。2022年4月にENEOSサンエナジーに異動し、現在に至ります。
ーーENEOSサンエナジーに参画した経緯と当時のお気持ちはいかがでしたか?
ENEOSサンエナジーへの異動を提案された際には、私自身としては非常に魅力的な機会だと感じ、貴重な経験ができることへの期待感がありました。というのも、ENEOSサンエナジーは、ENEOSグループ全体の中で唯一、産業エネルギーに特化した販売会社だからです。これまで培ってきた経験を活かしてこの分野で会社に貢献することは、今まで築き上げたキャリアの総集編と同時に新しい挑戦へのスタートでもあると思っています。
ーーこれまでのキャリアの中で思い入れのあるご経験はありますか?
産業エネルギーに携わる仕事は思い入れが深いです。なかでも、お客様向けの燃料販売に関わる営業業務は、非常にやりがいを感じた仕事の一つです。直接お客様の元へ伺い、現場の声を聞きながらエネルギーに関する最適な提案を行うのですが、商品を届けるだけでなく、お客様の課題を解決するために深く関わり、信頼関係を築いていくプロセスが特に魅力的でした。「エネルギーという形でお客様の事業や日常を支えている」と実感したときが、私自身のキャリアの中で最も特別な瞬間です。

ENEOSサンエナジーが目指す、産業エネルギーの新たな形
ーーENEOSサンエナジーの事業内容について教えてください。
ENEOSサンエナジーはENEOSグループの一員として、産業エネルギー分野に特化した事業を行っています。当社の主な取り扱い商品は石油製品、燃料油、潤滑油、化学品、そして再生可能エネルギーを中心とした電力です。この4つが私たちの事業の柱になります。私たちは約3,000社ものお客様と取引を行い、それぞれのニーズに応じたエネルギーソリューションを提供しています。
お客様の問題解決を目指した提案営業では、省エネルギーやコスト削減のアドバイス、脱炭素化に向けた具体的な支援などをおこないます。お客様の課題を解決し、当社もお客様と共に成長していくことを目指しています。
ーー事業の中でも特に注力している分野はありますか?
注力しているのは、再生可能エネルギーを活用した電力事業や、カーボンニュートラルを実現するための取り組みです。
エネルギー業界は現在、歴史的な大変革期です。カーボンニュートラルや脱炭素といったキーワードは、今後のエネルギー事業を語るうえで避けて通れません。そして私たちのようなエネルギー供給会社は新しいエネルギーソリューションの提案すなわち『未来をどう創造するか』が問われています。
現時点では、化石燃料がエネルギー供給の大部分を占めているのは事実です。しかし、これを徐々に再生可能エネルギーや、水素エネルギーといった新しいエネルギー源に移行しなければならない。そのためには、既存の技術を活用しながら、新しい技術を取り入れていく柔軟性が求められます。
たとえば、再生可能エネルギー由来の電力を提供することで、お客様のCO2排出削減を支援します。さらには化石燃料ではあるものの、LNG(液化天然ガス)といった地球環境に配慮したエネルギーの提供も重要です。こうした事業は、お客様だけでなく社会全体に対して持続可能な価値を提供できるのです。
ーーENEOSサンエナジーとして、エネルギー業界でどのような役割を果たしていきたいとお考えですか?
私たちが目指しているのは、単なるエネルギー供給会社としての枠を超えた存在です。
お客様にエネルギーをお届けするだけでなく、課題解決のパートナーでありたいと考えています。そのためにはカーボンニュートラルに向けた提案や、省エネルギーの促進、さらにはエネルギー利用効率を高めるための支援をさらに強化していく必要があります。
また私たちは「エネルギーの安定供給」という基本的な使命を全うすると同時に、環境意識の高まりに応じて、今後はエネルギー提供の方法や内容そのものを進化させていきます。ENEOSグループの一員としての強みを活かしつつ、より効率的で安定したエネルギー供給体制を構築していきます。

挑戦する人を支え、自己成長を後押しする『Eタイム制度』
ーーENEOSサンエナジーでは、どのような人材を求めていますか?
エネルギー分野に深く興味や関心がある方と一緒に働きたいと考えています。エネルギー業界は、社会インフラを支える非常に重要な役割を担っています。その一方で、カーボンニュートラルや脱炭素といった新しい課題にも取り組まなければなりません。そのため社会貢献や社会課題について、幅広く興味を持ち、多角的にチャレンジできる方と共に成長していきたいと考えています。
さらにいえば、『チャレンジしたい』『進化し続けたい』といった意欲を持った方を求めています。これからのエネルギー業界は変化が大きいため、柔軟性や成長意欲を持っている方と一緒に未来を切り拓きたいと思っています。
ーー離職率が低いとのことですが、職場づくりや人材育成で特徴的な取り組みはありますか?
離職率が低い背景には、魅力的な教育体制があります。
同社では、人材の『材』は財宝の『財』と捉え『人は宝である』という考え方を大切にしています。そのため、社員一人ひとりが成長できる環境づくりに力を注いでいます。
数年前には『Eタイム』という制度を導入しました。(「E」はEducation(教育)のことです)これは、1ヶ月間のうち、15時間を自己研鑽や学びの時間として充てる制度です。たとえば、業務に直結するデジタルツールやプレゼンスキルの向上を目指す学びだけでなく、個人的なスキル向上として自己啓発や趣味の分野の学びも推奨しています。これは、社員の多様な能力開発を促進し、仕事と生活の調和(ワークライフバランス)を支援する狙いがあります。
結果として、社員のモチベーション向上や、社内における活発な情報交換、新たな発想の創出にもつながっています。社員の主体的な学びを支援し、個人の成長と同時に会社全体の活性化を目指しています。
ーー「個」の成長も大切にした魅力的な制度ですね。学習の支援について教えてください。
教育ツールとして『Udemy』というオンライン講座を全社員が利用できるようにしています。デジタルスキルの強化、業界知識の習得、さらには業務関連以外のスキルアップにも幅広く活用できます。自己啓発の学習のために書籍を購入したいという社員には図書購入補助を行うなど、学びの選択肢を広げる取り組みもあります。
また資格取得を積極的にサポートしており、エネルギーに関連する危険物取扱者や高圧ガスの資格、さらにはDXに対応するスキル(ITパスポートやG検定など)を推奨しています。
ーー社員への”充実した支援制度”に込められた思いや背景を教えてください。
私たちが目指しているのは、一人ひとりが主体的に成長し、挑戦を続けられる会社であることです。エネルギー業界における変革期に対応するためには、社員自身も変化を恐れず、新しいスキルや知識を取り入れていくことが必要です。そのためのサポート体制は惜しまずに整えていきたいと考えています。
しかし、ただ成長するだけでなく、社員が『この会社で働いていて楽しい』と感じられる環境をつくることも大切です。職場環境の充実と多様な育成プログラムを通じて、私たちは今後も社員が生き生きと活躍できる会社を目指していきます。
ーー最後に、エネルギー業界そしてENEOSサンエナジーで働く魅力とは?
エネルギー業界で働く魅力は、エネルギーという社会の基盤を支える仕事を通じて、社会貢献ができることです。その上で同社は、お客様の課題に真正面から向き合いながら、自分自身のスキルや視野を広げられる環境が整っています。
Eタイム制度のほかにも職場環境は充実しており、OJTやメンター制度など成長を支える仕組みが整っています。メンター制度では同じ部署の上司ではなく、年代が近い他部署の先輩社員などがメンターとしてサポートします。直接話しづらい内容や、他愛ない会話まで、気軽に相談できるようにするための配慮です。日々の悩みや疑問を解消しながら成長していける環境が、働きやすさにつながっているのではないかと思います。
大きな転換期に突入したエネルギー業界の変化に立ち向かい、社会に貢献できるチャンスが、私たちの会社にはあります。社会インフラを支える責任とやりがいを感じながら、一緒に働ける日を楽しみにしています。
